チャオプラヤ川に架かる新たな橋梁が開通

2015年1月13日

2014年12月26日、日本の円借款支援により建設が進められてきた、チャオプラヤ川に架かる新たな橋梁の開通式が執り行われました。式典には、プラチン運輸大臣、斎藤在タイ日本国大使館次席公使ほか、多くの関係者が参列し、橋梁開通の瞬間を見届けました。

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開通式の主な出席者(前列左から4番目がプラチン運輸大臣)

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開通の瞬間

今回新たに開通した橋梁は、バンコク首都圏の北部に位置するノンタブリ県に建設され、同県のチャオプラヤ川西岸と東岸を結ぶ役割を果たします。近年、ノンタブリ県は、人口増に伴う周辺道路、橋梁の渋滞が問題となっており、特に、川の西岸から東岸への移動は、プラ・ナンクラオ橋、ラマ5世橋に限定されているため、朝夕の通勤時間には身動きがとれなくなることも珍しくありません。こうした問題に対応するため、タイ運輸省は2005年から、ノンタブリ県における新たな橋梁の建設準備に着手し、2012年5月に建設を開始しました。本事業の実施機関である運輸省地方道路局は、「本橋梁の開通により、プラ・ナンクラオ橋とラマ5世橋を往来する車両が約3割減少する見込み」と述べ、渋滞緩和の促進に期待を寄せています。

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橋梁全景

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王冠と蓮の花をイメージした主塔

チャオプラヤ川架橋と日本のODAとの歴史は長く、1971年にプラ・ピンクラオ橋への円借款供与を開始して以降、14の橋梁建設を支援してきました。今回建設された橋梁は、「エクストラドーズ橋」という、タイで初めて採用された形の橋梁であり、三井住友建設が施工を担いました。エクストラドーズ橋は、斜張橋と比較し、圧迫感が少なく、建設コストの低減化を図る工法であり、ここに日本の優れた橋梁建設技術が活用されています。

事業概要

案件名 ノンタブリ1道路チャオプラヤ川橋梁建設事業
The Chao Phraya River Crossing Bridge at Nonthaburi 1 Road Construction Project.
事業概要
  • 橋梁建設(全長約460m、6車線)
  • 道路整備(全長約4.3km、6車線)
  • インターチェンジ(2箇所)・フライオーバー(1箇所)建設
事業費
  • 総事業費:約38億バーツ(約115億円)
  • 借款供与額:約73億円(2010年9月承諾)
事業実施期間
  • 土木工事:2012年5月〜
  • 供用開始:2014年12月
事業実施機関 タイ運輸省地方道路局(Department of Rural Roads)
施工業者 三井住友建設、イタリアンタイ共同企業体