「ASEANにおける高濃度バイオディーゼルの自動車利用に係る課題と対策」ワークショップを開催

2015年10月8日

エネルギー省代替エネルギー効率化局、いすゞグループ、タイオイルグループの協賛のもと、9月17、18日の2日間にわたり「ASEANにおける高濃度バイオディーゼルの自動車利用に係る課題と対策」と題したワークショップを開催しました。

9月17日には、当プロジェクトメンバー機関のひとつであるタイ科学技術研究院(TISTR)への視察ツアーを実施し、約30名の研究者や民間企業の方々に参加いただきました。敷地内に設置されているH-FAME(部分水素化され高品質化されたバイオディーゼル)のパイロットプラント等を間近に見ていただき、H-FAME製造技術への理解を深めていただきました。

翌18日は、バンコク市内にあるセンターラグランド・ラップラオホテルにてテクニカルワークショップを開催し、120名を超える参加者とともに有意義な情報共有、活発なディスカッションが繰り広げられました。

プログラムはH-FAMEセッション、バイオディーゼルの高濃度混合セッション、ASEANセッションの3部構成となっており、1部(H-FAMEセッション)では新しいバイオディーゼルであるH-FAMEについての特徴や製造方法について紹介がなされました。また、同セッションでは、3月に実施した実車走行試験(パーム由来のH-FAMEを石油系軽油に20vol%混合した燃料を用い、タイ国内でいすゞ製のピックアップトラック(EUROIV仕様)で50,000kmの走行試験)の結果報告も行われました。

2部(バイオディーゼルセッション)ではバイオディーゼルの混合量を増加させたい意向を持つインドネシアやマレーシア、フィリピンといったASEAN諸国や、南米コロンビアからの講演者が各々の国での実車試験報告やバイオディーゼルに係る各政府のエネルギー計画を共有しました。

3部(ASEANセッション)では、バイオディーゼルの標準化事業を行っており、東アジアサミット推奨のバイオディーゼル規格を提案している東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)のメンバーを招待しタイ国エネルギー省とともにバイオディーゼルの自動車利用についてディスカッションを実施しました。

バイオディーゼルの高濃度混合を支援する技術として、ASEAN諸国の参加者のH-FAMEへの関心も高く、活発な情報交換を行う光景がいたるところで見られ、成功裡にワークショップは終了しました。

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H-FAMEパイロットプラント視察

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エネルギー省代替エネルギー効率化局バイオ燃料局長(左)、同局長官(中央)とプロジェクト研究者(MTEC)といすゞの実車走行試験車両前にて

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ワークショップVIP

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ASEANセッション

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質疑応答