周辺国経済開発協力機構(NEDA)とパートナーシップ

2016年7月27日

JICAは、2016年7月14日、にタイ周辺国経済開発協力機構(Neighboring Countries Economic Development Cooperation Agency 略称:NEDA)との間でパートナーシップ合意書を締結しました。

JICAはこれまでメコン地域のインフラ、制度改善、人材育成等を通じ、各国の経済社会開発を支援してきました。経済回廊についても、道路、港湾等の重要なインフラ整備、通関や越境物流等のソフトインフラの改善のための支援を行い、とりわけ南部回廊では、人・物の流れが活発化し、サプライチェーンが回廊に沿って形成されつつあります。一方、回廊の機能をより高めるためには、回廊に沿った地域開発や周辺地域から回廊へのアクセス改善、それに必要な人材育成等も喫緊の課題です。

本年5月、岸田外務大臣が表明した「日メコン連結性強化イニシアティブ」構想では、物理的インフラに加え、次のステージとして、制度的な連結性、及び人的な連結性の強化に取り組み、成長の果実を地域全体に行き渡らせる、としており、その中でタイは、日本とともに、メコン地域に対するドナーの立場として協力していくことが期待されています。

タイから周辺国への資金協力を担うNEDAは、タイのメコン地域支援において中心的枠割を果たしています。NEDAとJICAが日メコン連結性強化イニシアティブの下で連携することで、メコン地域開発への支援をより促進し、連携してメコン地域の開発に貢献すべく、両機関はPartnership Arrangementに署名しました。

Partnership Arrangementでは、メコン地域における具体的な連携案件の実施と共に、NEDAのキャパシティ・ビルディングへの協力も行うこととしており、これを契機に、両機関がメコン地域の発展に更に大きく貢献していくことが期待されています。

【周辺国経済開発協力機構(NEDA)】
NEDAタイの財務省所掌の援助機関であり、周辺国(主にカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムが中心、ほかにスリランカ、ブータン、東チモール)に対し、借款による開発援助を実施している。2016年の支援実績は157億バーツ。

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アピサック財務大臣、日本大使館・福島次席公使立会いの下行われた署名式の様子。

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署名者はネウィンNEDA総裁、田中JICA東南アジア・大洋州部長。