自動車産業人材育成に向けて−JICA専門家による国家技能検定試験制度の充実−

2017年9月20日

タイ国の自動車産業を支える人材の育成、研修の職業訓練施設として 労働省技能開発局(DSD:Department of Skill Development) がサムットプラカーン大規模職業訓練センター内に併設した自動車人材育成学院(AHRDA:通称アーダ:Automotive Human Resource Development Academy)は、日系自動車企業、自動車部品製造企業の技能者の人材育成訓練機関です。
DSDは、国家技能検定試験制度の充実を進めており、日タイ産業人材育成協力イニシアチブの一環を担うプロジェクトとして、AHRDAにおいて自動車産業分野での生産ラインの自動化技術の技能者育成を進めています。その中で、プログラマブル・コントローラ(PLC)によるシーケンス制御レベル2について日本式の技能検定試験課題を基に国家技能検定課題の開発、策定を進めており、現在、JICA専門家(尾崎正人氏)が派遣され技能検定確立のため協力を行っています。
今般、AHRDAは設立2周年を迎え、2017年9月6日に官民から多くの関係者を招き記念式典が開催されました。民間企業による主力製品の展示ブースに加え、JICA専門家が設置したブースでは、国家技能検定試験の成果物となるシーケンス制御課題レベル2をPRするため、検定用試験盤、PLCコントローラ、プログラミングツールなど実際に使用する技能検定機材を展示しながらデモと解説を行いました。同ブースには多くの企業関係者や学生、周辺住民が訪れ、AHRDAの存在と重要性について理解を深めるとともに、生産性や品質向上を目指す中小企業の経営者や労務担当者等にとっても、自動化に係る技能検定の必要性の理解を深めるよい機会となりました。

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AHRDA設立2周年記念式典受付風景

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記念式典で挨拶するプンタリック労働事務次官

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事務次官に説明する尾崎専門家

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記念式典会場での記念撮影