タイ北部・チェンマイ県で初の野球大会開催!

2019年6月24日

首都バンコクから北に700km、タイ北部の中心都市であるチェンマイ県で、海外協力隊員の近藤薫隊員(2017年度2次隊)の主導で、指導先であるチェンマイ大学、チェンマイスポーツスクールなどの協力のもと、同県で初となる野球大会が2019年6月1日、2日、8日、9日の4日間の日程で行われました。

同大会には、チェンマイ大学野球部、チェンマイスポーツスクール野球専攻生徒、社会人チーム(2チーム)、日本人チームの計5チームが参加。総当たり戦で競い、上位2チームが最終日の優勝決定戦に進みました。今大会の主役はチェンマイスポーツスクール。同スポーツスクールの生徒たちは同校入学時に野球を始めるため、近藤隊員の赴任当初はキャッチボールもままならないレベルでしたが、同隊員の熱心な指導のもとメキメキと実力を伸ばし、平均年齢16歳ながら、今大会では大学生、社会人チームを破り見事に決勝進出。決勝戦の相手はここまで圧倒的な実力で勝ち上がってきた日本人チーム。決勝は一進一退の攻防となり、チェンマイスポーツスクール1点リードで迎えた最終回、惜しくも日本人チームにサヨナラ打を許し逆転負け。優勝は逃しましたが、大学野球経験者などを擁する日本人チームに大健闘しました。

また、6月8日、9日の2日間、吉本興業所属の「よしもとタイ住みます芸人」のはなずみさん、Tの極みさんのお2人が現地入りし大会を盛り上げてくれました。野球、ソフトボール経験者の2人は日本人チームの一員として試合に参加し、走攻守にわたり大活躍。決勝戦では、見事サヨナラ逆転ヒットを決めました。また、閉会式では本業の素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。

閉会式には、チェンマイ領事館の松本洋総領事も駆けつけてくださり、閉会スピーチ、トロフィー授与を行いました。タイではマイナースポーツの野球ですが、この大会がタイでの野球普及の第一歩になることを願っています。そして、野球を通じて、日本とタイの人々の理解が深まり、両国のきずなが更に強まることを祈っています。

タイ事務所 和田

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開会式後に記念写真撮影。これから4日間の熱戦が始まります。

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逆転に次ぐ逆転の大熱戦の決勝戦を終えて。お互いの健闘を称えあう両チーム。

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吉本興業の「よしもとタイ住みます芸人」はなずみさん(左)、Tの極みさん(右)お二人は2日間にわたり日本人チーム「チェンマイジャパン」の一員として試合を盛り上げてくれました。