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【宮城県】平成27年度国際協力セミナー「日本の介護と世界の介護〜介護から見える世界との繋がり〜」を実施しました(2016年1月)

2016年3月28日

【第一部】事例紹介:エクアドルの介護事情について話す元青年海外協力隊の??橋むつ美氏(鮮やかなエクアドルの民族衣装を着て登壇くださいました。)

JICAfeのフェアトレードコーヒーも大変好評でした。

【第二部】パネルディスカッション:其々のお立場から考える介護についてお話頂きました。

パネリストへ質問をするジャマイカ出身の男性。

日時: 2016年1月17日(日) 13時30分から16時
会場: エル・ソーラ仙台 大研修室

 2001年から公益財団法人 宮城県国際化協会と共催で開催している国際協力セミナー。今回は、いまや世界共通の社会問題となりつつある「介護」をテーマに開催しました。開催以来はじめて、定員を超える沢山の方々からお申込みを頂き、当日は県内外から75名を超える方々にお集まりいただきました。日本人のみならず、フィリピンやベトナム、中国やブラジルを含む在宮城県外国人の方々にも多数ご参加頂き、国際色豊かなセミナーとなりました。改めて「介護」が、私たち日本人にとっては勿論、他国の方々にとっても、如何に関心の高いテーマかを感じさせられました。

第一部の事例紹介では、JICAが行う介護分野の国際協力について、元青年海外協力隊でエクアドルにて高齢者介護に携わった宮城県出身の髙橋むつ美氏とJICA日系ブラジル人介護研修を行う宮城県の企業、株式会社ゆらリズムの取締役で音楽リハビリトレーナーの菊地義仁氏より、地域の多文化化と介護問題について、気仙沼市で介護施設職員として働くフィリピン出身の伊藤チャリト氏(カバヤン気仙沼フィリピノコミュニティ代表)と(公財)宮城県国際化協会の企画事業課主査 伊藤友啓氏より、また行政の取り込み事例を宮城県 長寿社会政策課 介護政策専門監の成田美子氏よりお話しいただきました。

休憩時間では、JICAfe(JICA+café: 青年海外協力隊経験者や開発途上国の方々を講師にお招きし、テーマ国のコーヒーやお茶を片手に、開発途上国や国際協力への関心・理解を深めて頂くための市民向けイベント)を開催し、南米産のフェアトレードコーヒーを参加者の皆様にお楽しみ頂きました。

第二部では、「介護から見える世界との繋がり」と題し、上記5名の皆様に再登壇いただき、パネルディスカッションを行いました。日本は、他国よりも介護制度が整っていると言われています。しかし、ブラジルやエクアドルの人々は、国民性もあるかもしれませんが、「介護をポジティブに捉えている」そうです。これは、私たち日本人が、学ぶべき姿勢かもしれません。フィリピン出身の伊藤さんは、利用者さんとの会話は気仙沼弁で行っているそうで、「“どんぶく(※)”って知っていますか?」と言って会場を沸かせてくれました。(※ 方言で綿入れ“はんてん”の意)
超高齢化社会を迎えた日本、しかしながら、介護は日本をはじめとする先進国だけではなく、世界共通の社会問題となりつつあります。本セミナーが、互いが協力し合い、誰もが安心して暮らせるような社会を考えるきっかけとなれば幸いです。

参加者からの声(アンケートからの抜粋)
・青年海外協力隊の行う「高齢者介護」についての話が新鮮で興味深かったです。
・介護現場で音楽が使用されていることに驚きました。そして海外の人も日本の介護の現場で働いているということがすごくいいなと思いました。
・外国における海外の「文化」や「習慣」について勉強になりました。
・JICAの活動の中で介護での活動があることが勉強になった。
・外国人として、日本が直面している介護現場で働いている方のお話を聞けて良かった。
とても勉強になりました。
・”外国人ということ”というより同じ人間として、共に生きて行くことがとても大切だと思えた。言葉、文化の違いは乗り越えられると確信できた。(とても良かった。ありがとうございました。)
・国は違っても思う心は一つという事です。

(報告者:JICA宮城デスク 外島 紀未子)