【宮城県】第28回JICAfe東北「マラウイ共和国の温かい心にこんにちは!」を実施しました(2017年7月)

2017年8月7日

マラウイの地理、歴史、文化について話す研修員

日時:平成29年7月30日(日曜日)14時00分から16時00分
会場:JICA東北

国際協力や開発途上国についてカフェ形式で語り合うイベント『JICAfe東北(ジャイカフェとうほく)』、28回目を迎える今回はアフリカ南東部に位置する小さな国「マラウイ共和国」をテーマに開催いたしました。

会場となったJICAプラザ東北は普段は広報スペースとして活用されていますが、JICAfe当日は、アフリカに派遣されたJICAボランティアの活動紹介パネルや、マラウイの伝統的な布「チテンジ」、調理につかう大きなアルミの鍋「セフレア」等を展示。さらにマラウイの音楽をBGMに流し異国情緒漂う中で開催されました。

宮城県とマラウイの繋がり

宮城県の最新農業事情を解説する渡辺氏

宮城県は農業土木職員を2010年度から2015年度までJICAボランティアとしてマラウイに派遣し、かんがい技術の普及による水の確保、食糧増産に貢献しています。また、2011年からはJICA草の根技術協力事業を実施しています。今回は宮城県でかんがい技術を研修中のマラウイ研修員4名と、宮城県農村振興課の渡辺真氏を講師に迎え、マラウイの地理、人々の暮らし、文化や食の紹介、そして宮城県とマラウイの草の根技術協力事業やこれまでのプロジェクトの成果について分かり易くお話しいただきました。

研修員からは、「マラウイでは人口の約8割が農業に従事しており、農業生産の安定には依然としてかんがい技術の普及が重要である。マラウイでは、日本では減少しているかんがいの伝統的工法を現在も取り入れているため、今回の研修は非常に有益である」とのお話でした。

マラウイ研修員と参加者の交流

参加者と交流する研修員

コーヒーブレイクでは、この日のために研修員が持ってきたマラウイのコーヒー、紅茶、そしてお菓子がふるまわれました。「このスナックは辛いけど何の味?」「ペリペリというマラウイのホットソース味だよ」、お菓子をきっかけにして研修員との会話も弾み、さらに参加者同士の交流を楽しみました。

農業だけでなく社会問題についても意見交換

「好きな日本の食べ物は?」との質問に「サントリーのウイスキー!」とおどけて切り返す研修員

質問の時間には、「マラウイでは、一家庭の子どもの数は何人?」「昔は農村部で10人、都市部で3、4人だったけど、一人当たりの耕作面積の減少から農村部でも家族計画を理解し、今では農村部で3、4人、都市部で2、3人くらい。」との参加者とのやり取りをきっかけに、ある研修員から「マラウイは人口増加が社会問題になっているが、日本は少子高齢化が進み、耕作放棄地も見られる。どのような将来を展望していますか?」という質問も出ました。参加者からは「鋭い質問で、本当に難しい問題」、「農業の集約化、大規模化が必要」、「農業は産業であるけど同時に日本の文化でもあるので農村に人々が住み続け、文化を維持できるようにしたい」などの回答が出され、両国の農業を切り口に熱心な意見交換が行われました。

参加者からの声(アンケートより抜粋)

イベントを通じてマラウイ研修員と日本人参加者の距離が縮まりました

・実際にマラウイの人と話すことで親近感がわきました。
・マラウイという国について何も分からない状態で参加しましたが、教育、経済、食べ物など、教科書や本を読むだけでは分からない情報がどんどん入ってきて、マラウイを良く知ることができました。

JICA東北では、今後も開発途上国を身近に感じるイベントを企画して参りますので、是非ご参加下さい。

(報告者:JICA東北市民参加協力課 辻)