【岩手県】「難民を知るワークショップ」を開催しました

2018年4月11日

 3月24日(土)、山形県の認定NPO法人IVY(外務省NGO相談員)から阿部 眞理子さんを講師に迎えて「難民を知るワークショップ」を開催しました。このワークショップを岩手県で開催するのは今回が初めてとあって、春休み中の高校生から60代までの35名が参加してくださいました(高校生が15名!)。

クイズで知る       

 ワークショップは『難民に関する3択クイズ』からスタート。「難民が一番発生している国は?」「難民の中での子どもの割合は?」などのクイズを通して難民となった人々の背景や実態に迫りました。また、そもそも「難民」とは誰のことを指すのかについて、1951年に採択された難民条約の定義に基づいて学びました。

ロールプレイで「難民登録申請書」を書いてみる 

【画像】 続いて、グループごとにシリアの家族になり、隣国のイラク・クルド自治区の難民キャンプに入るロールプレイです。まず各“家族”(グループ)で、家族のメンバーそれぞれの年齢や性別、職業、生い立ちが書かれたシートを読み合わせて状況を理解します。

【画像】 国境を超えるためには「難民登録申請書」を書かなくてはなりません。『なぜ今回難民保護を申請されましたか』『国外に避難しようと思われたきっかけとなった出来事は何ですか』『もしあなたが今、祖国へ引き返した場合、あなたや家族の身にどのような危険が及ぶと思われますか』などの項目に、参加者は悩みながら“家族”で真剣に取り組み、“国境”を超える経験をしました。

【画像】 講師を務めてくださった阿部さんの所属する認定NPO法人IVYは、2013年にイラクに事務所を開設し、教育や越冬物資配布等の人道支援を行ってきています。今回のワークショップは、IVYの現地職員が難民の方々から聞き取った内容をもとに作られました。そのため、ロールプレイの家族メンバーの生い立ちや、場の設定にはリアリティがあり、参加者にとって学びの深いものであったと思います。

これからもみんなで世界の状況を知ろう!考えよう!

 今回は広い世代から参加いただきましたが、その中で高校生が積極的にコミュニケーションを図ってワークショップに取り組んでいた様子が印象的でした。ある高校生は「いろんな世代の方と話し合いができて楽しかった」と振り返っていました。
 JICA岩手デスクは、学生も参加できるイベントやセミナーの開催を通して世界のことや国際協力の情報発信を行っていきます!ぜひ気軽に足を運んでみてください。

(報告者:JICA岩手デスク 野口)

※本イベントは、JICA東北と認定NPO法人IVY主催、(公財)岩手県国際交流協会の共催で実施しました。