【岩手県】2018年度JICA東北・JICA二本松教師海外研修に参加した先生による授業実践が岩手県立大船渡東高等学校で行われました

2018年12月4日

岩手県立大船渡東高等学校の阿部貴治教諭が、10月23日(火)同校2学年電気電子科18名に対して授業を行いました。
授業のテーマは「企業のSDGsの取り組みから進路選択を考える~SDGsと私の進路~」。高校卒業後に就職する生徒が多いことから、阿部教諭は、より実践的な視点を開発教育に取り込むよう工夫しました。

SDGsから自分が就職したい企業を選ぶ

【画像】まず阿部教諭より、「持続可能な開発目標(SDGs)」を重点的に取り組んでいる架空の4社の企業が紹介され、その後、5人1グループでロールプレイを行いました。ロールプレイは、1人が企業の職員となって企業の取組を紹介し、残り4人が就職活動生となって、どの企業に就職したいか決めるという内容です。

SDGsは17個のゴールがありますが、企業の中には、SDGsのゴールのひとつである「気候変動に具体的な対策を」をテーマとして、2030年までに二酸化炭素排出量を7000万トン削除することを目指している『Aガス株式会社』や、「すべての人に健康と福祉を」、「安全な水とトイレを世界中に」、「住み続けられるまちづくりを」をテーマとして、環境衛生事業を通じた健やかなまちづくりを目指している『C開発工業株式会社』などの企業が登場しました。

他の生徒の考えを見てみよう

【画像】企業がSDGsの達成に向けてどのようなことを行っているか理解するのに苦戦しつつも、企業が何を大事にしているのか、そしてどのような取組に魅かれて就職したいと思ったのかに関しては、生徒1人1人が意見を書き出すことができていました。その後、他の生徒の入社を決めた理由を見て回り、感想やコメントを書き込んでいきました。

授業を通して、自分の意見を相手に伝え、そして他人の意見に耳を傾けながら、価値観の多様性を知る姿勢を磨くことができたようでした。
この授業が生徒の視野を広げ、世界が協力して国際問題の解決を図っていることに目を向けるきっかけになれば良いと思います。

(報告:JICA岩手デスク 野口)