【民間連携事業】中小企業海外展開支援事業(普及・実証事業)~生活排水をより身近な問題へ~

2018年12月21日

大型浄化槽はテニスコート4分の1ほどの広さで埋設されている

家庭用小型浄化槽の汲み取り・洗浄の様子

バクテリアでは処理できない大腸菌や病原菌を消毒薬(塩素剤)で処理する

現在ベトナムで環境分析研究所・昭和衛生センター・本多設備工業の三社が住民の生活環境が改善されるよう浄化槽設置を行っています。この取り組みは2015年から始まり2020年12月まで実施される予定で、浄化槽の取り付けのみならず、その性能を発揮するために必須となる維持管理についても協力を行いながら現地の水質汚染改善に取り組みます。

12月6日(木)に3社の社長さんの案内で東北電力総合研修センター内に設置している浄化槽を視察しました。研修センターでは1日に最大140トンもの水量を適切に処理することが可能であり、生活排水を海や川に放流する際、環境に配慮した処理工程が行われていることを学びました。
一般家庭で使用されている小型浄化槽の視察では、排水の処理に加え浄化槽の清掃と水質検査が人の手によって行われていること、そして浄化センターでは各家庭から集められた汚水、汚泥を、安全なレベルにまで処理し海や川、空気中に放出されるまでの工程を見学しました。

ベトナムは急速な経済成長によって排水処理設備が追い付かず、水質汚染が深刻化しています。生活排水は私たちにとってより身近な問題であり、環境分析研究所、昭和衛生センター、本多設備工業がベトナムで取り組んでいる事業は近い将来ベトナムの生活を大きく変えてくれることでしょう。

(JICA郡山デスク 室井研一)