【山形県】2018年度JICA東北・JICA二本松教師海外研修に参加した先生による実践授業が新庄東高等学校で行われました。

2018年12月28日

新庄東高等学校の東郷尚子教諭が同校1学年に対して、全6回のフィリピンに関する実践授業を行いました。第5・6回目にあたる9月18日(火)の授業では、「世界の中の日本を知る・SDGsの達成に向けて世界にどう関わっていきたいか」をテーマに行われました。

世界の中の日本 互いに支えあう世界

【画像】東郷教諭は「なぜ、日本は支援をするのだろうか?私たちは世界から助けられていませんか?」と生徒に問いかけました。
続いて、東郷教諭は、私たちの普段の食べ物などが実は世界と密接につながっていること、戦後に日本も支援を受けたこと、そして世界全体の目標「SDGs(持続可能な開発目標)」について紹介しました。SDGsの日本の達成度を紹介した際には、生徒からは「もっと日本は達成しているかと思った」といった反応がありました。
次に、フィリピンで支援を行っている様々な団体の活動を紹介し、実際にフィリピンで行われている支援について理解を深めました。

SDGs とのつながりを考える

【画像】次に、紹介したフィリピンで支援を行っている団体の活動は、「持続可能な開発目標(SDGs)」の17個のゴールのどこにつながっているのかをグループごとに考えました。生徒たちは、各団体の活動内容を詳しく確認しながら、1つの活動が必ずしも1つのゴールではなく、複数のゴールにつながっていることを模造紙にまとめていました。その後、実際に団体が活動を行う際には、どのような困難があるのかグループごとに考えました。
授業の最後に、東郷教諭がフィリピンを訪問した際にNGOの代表から聞いた、「一方的な支援にならないように。」というメッセージを伝え、どのような支援が望ましいのか、生徒へ問いかけました。

授業を通して、「なぜ日本は支援をするのか、どのような支援が望ましいのか」、そして「SDGsとのつながりと、これから私たちがどのように世界と関わっていきたいか」を深く考える時間となりました。
世界の中の日本を知る、そしてこれからどのようにこの社会を生きて行ってほしいか、東郷教諭の「思い」を感じる授業でした。

生徒の感想(抜粋)

*発展途上国と聞いても、日本とはあまりつながりがないだろう、と思っていましたが、実際はとても関わりが深いということに関心を持ちました。
*多文化社会で生きているので、異文化を理解し合い、助け合って生活していこうと思いました。私たちは常に世界とつながって生きているという自覚を忘れてはいけないと思います。そして、日常の生活の中で沢山の幸せを感じて生きていきたいです。

(報告者:JICA山形デスク三澤)