【山形県】JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト 山形県表彰式&青年海外協力隊帰国報告会を開催しました。

2019年4月2日

【画像】3月10日(日)、山形県国際交流センター研修室にて、JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト 山形県表彰式&青年海外協力隊帰国報告会を開催しました。

世界の幸せのために私たちができること

本コンテストは、次の世代を担う中学生・高校生を対象に、開発途上国の現状や開発途上国と日本との関係について理解を深め、国際社会の中で日本、そして自分たち一人ひとりがどのように行動すべきか考えることを目的として実施しています。今年のテーマは「世界の幸せのために私たちができること」。それぞれの思いや経験から、世界の幸せや課題解決に向けて、エッセイを書いて頂きました。
山形県表彰式には、個人賞2名、学校賞2校の皆さまにご参加頂き、表彰が行われました。(山形県の受賞者・受賞校は下部に記載しています)。
今年度、山形県からは中学生の部228作品、高校生の部422作品もの応募がありました。たくさんのご応募誠にありがとうございます。

『輪が作る世界の幸せ』(庄司百伽さん・東北センター所長賞)

【画像】表彰の後は、個人賞を受賞したお二人によるエッセイの朗読。東北センター所長賞を受賞した庄司百伽さんは、教科書で知ったパラグアイのカテウラ(パラグアイ最大のごみ集積地域)を基にエッセイを書いています。廃棄物から作られた楽器を作り演奏する子どもたちの存在から、自らが問題を知り、発信すること、熱中できることを探すことの大切さについて朗読しました。

『私の故郷を世界へ』(伊藤北斗さん・山形県青年海外協力協会会長賞)

【画像】山形県青年海外協力協会会長賞を受賞した伊藤北斗さんは、故郷・鶴岡市のホストタウンであるモルドバ共和国の方との交流から感じたことをエッセイにしています。遠い存在であった「外国人」が、モルドバの方との交流や対話を通して、話すこと・伝えることで身近な存在となること、そして国を超えてひとりひとり個人の対話から理解しあうことの大切さを朗読しました。

協力隊経験者による帰国報告

【画像】表彰式に続いて、山形県出身の青年海外協力隊経験者による帰国報告会。大沼文香さん(ニカラグア派遣/青少年活動)と佐藤博亮さん(マラウイ派遣/コミュニティ開発)の2人から、参加の動機や、活動中の嬉しかったこと、大変だったことなどのエピソード、また、任国での生活についてお話いただきました。

『異国の風に吹かれて』(太田珠伽さん・東北センター所長賞)

【画像】東北センター所長賞を受賞した太田珠伽さんの表彰は、2月15日(金)宮内中学校にて表彰式を行いました。
太田さんは、外国に住んだ経験を持つ叔父との関わりの中から感じた、異文化理解についてエッセイを書いています。叔父が経験した異国での桜を通じた人とのつながりから、「武器ではなく花を植えよう、手を取り合い笑顔でいよう」という、世界の平和について願う気持ちを朗読しました。

山形県の受賞者・受賞校の皆様

中学生の部
【独立行政法人国際協力機構東北センター所長賞】
・南陽市立宮内中学校3年 太田 珠伽さん 「異国の風に吹かれて」

高校生の部
【独立行政法人国際協力機構東北センター所長賞】
・山形県立山形東高等学校2年 庄司 百伽さん 「輪が作る世界の幸せ」

【NPO法人山形県青年海外協力協会会長賞】
・山形県立鶴岡中央高等学校2年 伊藤 北斗さん 「私の故郷を世界へ」

【学校賞】
・飯豊町立飯豊中学校
・山形市立山寺中学校
・山形県立谷地高等学校
・山形県鶴岡中央高等学校

(報告:JICA山形デスク 三澤)