【宮城県】JICA東北で訪問学習(秋田県/小学校6年生)を実施しました

2019年9月11日

「訪問学習」とは、JICA東北および各県窓口であるJICAデスクで、JICAの仕事や開発途上国・国際協力について学んでもらうプログラムです。
「国際協力について聞いてみたい」「JICA東北ってどんなところ?」「 JICAはどんな仕事をしているの?」などのご質問にお答えします! 

JICA東北では6月に秋田県の小学校の訪問学習を行いましたので、その様子を以下にご紹介します。

国際協力についてもっと知る、考える  

【画像】まずはJICAスタッフと仲良くなりましょう!“呼んでほしい名前”“好きな教科”“マイブーム”“行ってみたい国”という4つについて、みんな自己紹介します。行ってみたい国では、「スペイン」や「ブラジル」「ニュージーランド」などがあがりました。

雰囲気がほぐれたところで、国際協力について考えます。『もっと知ろう世界のこと~JICAは世界とともに~』(関連URL参照)の動画では、どうして国際協力をするのか、JICAは開発途上国でどんなことをしているのか、青年海外協力隊や専門家の活動を通して説明されています。
みなさんには、動画を見て“世界には困っている人や国がある、このままでいいのかな?自分には何ができるだろう?”ということを考えて、発表してもらいました。

青年海外協力隊として活躍していた人の話を聞こう

【画像】JICA東北には、青年海外協力隊として世界で活動した経験のあるスタッフがいます。今回は、ヨルダンで「障害児・者支援」という職種で活動していたJICAスタッフが、ヨルダンの写真を見せながら、現地の状況に合わせて工夫しながら活動したことを説明しました。
また、小学生のみなさんから事前にいただいた質問「どうしてその仕事をしようと思ったのか」「どういうことを心がけているのか」「最も大変だったことは何か」等に答えます。また、協力隊員としての経験が今の仕事(開発途上国の研修員が来日する「研修事業」の担当)につながっていることや、やりがいもお話しました。

参加してくれた小学生のみなさんの感想(一部抜粋)  

【画像】★世界には、困っている国がたくさんあるから、仲良くすることが今自分にできることだと思いました。
★外国には、生活に不便を感じている人がたくさんいて、それを支援することで信頼が生まれるということがわかりました。ただ、人助けは勇気がいるのでちゃんと勇気を出せる人になり、困っている人がいたら助けようと思いました。プロのサッカー選手になってもずっと続けていきたい。
★JICAは自分の国じゃないのに、外国の困っているのを助けてボランティアをしているところがすごいと思いました。
★JICA東北から外国に行って指導しているということを初めて知ったのでびっくりした。困っている国の人たちと一緒に汗をかいて仕事をすることを心がけている、と聞いてすごいなぁと思いました。
★僕は将来薬剤師を目指しています。JICAで職場訪問をして学んだことで将来に生かしたいことは、どんな人に対しても笑顔で向き合うということです。
★JICAは、世界の国々とともに問題の解決に取り組む仕事をしていることがわかりました。また、日本の人にも海外の人にも優しくしして、みんなで話し合うことが大切だということがわかりました。みんな平等になって不十分な国をなくし、助け合って平和な世界にしていければ、けんかもなくなり、みんなが仲良く楽しく笑いがあふれる世界になると思います。

学校関係者のみなさまへ 

今回、秋田の小学校のみなさんには、修学旅行の機会にJICA東北を訪れていただきました。誠にありがとうございました。
JICA東北では訪問学習の他にも、学校関係の方向けに各種プログラムを行っています。詳しくは関連URL「開発教育支援事業」をご覧ください。また、訪問学習では、JICAプラザ東北で国際協力に関する資料を閲覧したり、各国の民族衣装の試着をしたりすることもできます。

最後に、引率された先生のご感想を掲載します。

★対応が丁寧で、子どもたちにわかりやすい言葉を選んで説明してくれた。JICAの活動内容や大切さに気付くことができた。将来、ラグビー選手として活躍したいという夢を持った子どもが、今回の訪問をきっかけに英語を学び、国際貢献ができる選手になりたいという気持ちを持つなど、子どもの夢を広げるきっかけを作ってもらえた。

(報告:JICA東北 清水)