【宮城県】宮城県の高校生がJICA東北を訪問しました。

2019年9月26日

9月5日(木)、宮城県角田高校の2年生4名がJICA東北を訪問しました。4人は総合的な学習の時間で、海外ボランティアの現状について調査、研究を行なっており、今回具体的な話を聞くために訪問しました。

開発途上国って?国際協力って?

【画像】世界196か国のうち、約8割は開発(発展)途上国です。
途上国は、水道から水が出ない、学校に行くことができない、ご飯が食べられないといった問題を抱えています。
これを聞いた生徒さんたちは、毎日学校に行く、きれいな水を使えるということが当たり前ではない国があることに驚いた様子でした。
その後JICAの活動を紹介する映像を視聴し、途上国の現状を知った生徒さんたちからは「自分の生活を見直したり、自分にできることは何か考えたり、途上国について考えるきっかけになりました。」、「森林伐採によって環境破壊が起きているという部分があったが、森林を守るために生活を捨てることもできないので(森林を守る=薪を集められないということになるので)、難しい問題だと思います。」という様々な感想や意見がありました。

海外ボランティアの現状を知る

【画像】次に、JICA海外協力隊の概要を説明しました。
派遣されている国や仕事の種類、派遣前にどのような勉強や準備をするのかについて、実際に応募を考えている人が見る資料を見せてもらいながら、生徒さんは学びを深めていました。
最後に、青年海外協力隊についてモンゴルに「青少年活動」という職種で派遣されていたJICAスタッフより体験談がありました。
現地での取り組み、ボランティアに求められていること、活動を通して得たことなど、生徒さんの疑問に答えながら説明をしました。
現地で活動することの楽しさや難しさなど普段は聞くことができない協力隊の話に生徒さんたちは興味津々でした。

【画像】世界はどのような状況にあるのか、どのような課題を抱えているのか“知りたい”と興味を持つことが重要です。
今回の訪問学習で途上国の問題について知り、考えた皆さんは、国際協力への一歩を踏み出したのではないでしょうか。
今回の訪問での学びを活かして、今後も自分たちにできることを少しずつ実施してほしいと思います。

(報告:インターンシップ 宮城大学3年 高梨)