【山形県】山形県立山形東高等学校文化祭「山東祭」においてJICAのSDGsパネルが展示されました

2019年11月11日

2019年8月31日から2日間、山形県立山形東高等学校文化祭「山東祭」が行われました。山東祭では、生徒会の常任委員会が中心となり「山東祭×SDGs※」をテーマとした展示会を企画し、JICA東北が作成したSDGs(持続可能な開発目標)パネルを展示いただきました。高校生が展示会に込めた想いと、その取り組みをご紹介します。

SDGsパネル展示の様子

展示会では様々な分野におけるSDGsについて調べたポスターも展示

この展示を企画した、山形東高等学校生徒会長の長澤パティ明寿さんに、JICA山形デスクがインタビューを行いました。

Q.なぜこの展示会を企画しましたか?
SDGsの達成に関わることは私たちの生活の中に沢山あるけれど、まだまだ認知度が低いことを感じています。まずは“知ってもらうこと”、そして自分ごととして世界を捉え、行動に移してほしいという気持ちを込めて、この展示会を企画しました。

Q.なぜ文化祭という場で行いましたか?
地域の方にSDGsについて知ってほしかったためです。そして、高校生が主体となって、SDGsの達成に向けて“アクションをしている”ことを、地域の方や来場される方々に伝えたかったからです。

Q.今回の山東祭では、国際協力に関して他にも何か取り組んでいますか?
山東祭のパンフレットにSDGsのロゴと説明を記載しています。また校内のゴミ箱や水道、トイレなどにもSDGsのターゲットを貼り、啓発活動を行っています。
また、山形東高校が長年取り組んでいる、アフガニスタンにランドセルを寄付する「えがお大作戦」も今年で8年目を迎えました。山東祭ではランドセルの寄付を募ったり、国際協力NGOジョイセフ(公益財団法人)さんの活動を紹介する展示をしたりしています。

【画像】JICA山形デスクが文化祭の同校内を見て回ると、SDGsのゴールアイコンがあちこちに見られました。山形東高校でのSDGsの認知度はほぼ100%!ということで、生徒一人ひとりの意識の高さが感じられました。
まずは“自分たちの足元から”、それが少しずつ広がり、いつか世界はよりよくなっていく。アクションすることの大切さと高校生の力強さを感じました。

報告者:JICA山形デスク 三澤

※SDGs:持続可能な開発目標(2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。)