【山形県】JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2019 山形県表彰式&青年海外協力隊帰国報告会を開催しました

2020年2月25日

【画像】 本コンテストは、次の世代を担う中学生・高校生を対象に、開発途上国の現状や開発途上国と日本との関係について理解を深め、国際社会の中で日本、そして自分たち一人ひとりがどのように行動すべきかを考えることを目的としています。今年のテーマは「よりよい世界の未来を目指して~私たちから始まる一歩~」として、広くエッセイを募集しました。今回で中学生の部は24回、高校生の部は58回を数え、中学生の部27,320点、高校生の部28,141点、総数55,461点(うち、山形県では中学生の部131点、高校生の部450点)のご応募をいただきました。その結果、山形県からは個人賞3名と学校賞3校の受賞が決定し、2月9日(日)、表彰式と個人賞受賞者3名によるエッセイの朗読を行いました。

よりよい世界の未来を目指して~私たちから始まる一歩~

【画像】 表彰の後は、個人賞を受賞した三人によるエッセイの朗読を行いました。
 【個人賞】高校生の部で、国際協力特別賞を受賞した山田 陸大さんは(山形県立鶴岡中央高等学校2年)「核兵器のない平和で公正な世界を」と題して、小学校低学年の時に写真展で核兵器の恐ろしさに触れ、他人ごとではなく自分ごととして世界と協力しながらこの問題に取り組みたいと語ってくれました。

【画像】 続いて、【個人賞】高校生の部で独立行政法人国際協力機構東北センター所長賞を受賞した佐藤 ほほえみさんは「言葉の壁と異文化理解」と題して、ふとしたきっかけから国際協力に興味を持ち始めたことから身近にできる国際協力を模索し、お互いに助け合う精神の大事さについて気付いたことを語ってくれました。

 最後に、【個人賞】中学生の部で独立行政法人国際協力機構東北センター所長賞を受賞した鈴木 日優さんは「言葉の壁、心の壁」と題し、日本民謡と踊りを海外に伝える祖母の活動を通じて知って感じた、人と人とのコミュニケーションで大事なのは言葉よりも、誰かを思う気持ちや、誰かを思う笑顔なのではないかということを語ってくれました。

山形出身の協力隊経験者による帰国報告会

【画像】 続いて、山形県出身の青年海外協力隊経験者による帰国報告会です。佐藤 麻衣さん(セネガル派遣/野菜栽培)と片桐 千津香さん(パラグアイ派遣/小学校教育)から、協力隊への参加の動機や、活動中に嬉しかったこと、大変だったことなどのエピソード、また、任国での暮らしや文化についてお話いただきました。参加者の方からは「お二人とも協力隊への参加のきっかけが、中高生頃の体験で共通していて興味深かった」「お二人の目線に感激しました」といったコメントを頂きました。現地の人々や文化を理解し、想いに寄り添った活動をしたお二人だからこその発表内容だったと思います。

山形県の受賞者・受賞校の皆様

<個人賞 中学生の部>
<個人賞 高校生の部>
国際協力特別賞
山田 陸大 氏(山形県立鶴岡中央高等学校2年)『核兵器のない平和で公正な世界を』

独立行政法人国際協力機構 東北センター 所長賞
佐藤 ほほえみ 氏(山形県立谷地高等学校1年)『言葉の壁と異文化理解』

独立行政法人国際協力機構 東北センター 所長賞
鈴木 日優 氏(山形市立第五中学校2年)『言葉の壁、心の壁』


<学校賞>
山形県立鶴岡中央高等学校
山形県立谷地高等学校
山形市立第一中学校

(報告:JICA山形デスク 小野)