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【中小企業・SDGsビジネス支援事業】守屋木材社による案件化調査 本邦活動を視察 モンゴルの立ち枯れ木を使った木質ペレットを試作

2020年12月4日

モンゴルの木材を破砕機に投入

造粒機と造粒直後のペレット

ペレットの袋詰め

 11月6日、JICA案件化調査を実施中の守屋木材株式会社の本邦活動を視察しました。
 モンゴル政府では、自国の立ち枯れ木の有効活用を重要課題としているものの有効活用できる技術が不足しており、現地では立ち枯れ木が未伐採のまま放置され、森林火災の発生や森林再生抑制の原因となっています。
 この課題に対して、守屋木材社より同社の木質ペレット・木炭の製造技術の活用の提案があり、2018年度第2回中小企業・SDGsビジネス支援事業~案件化調査~において採択、現在、その活用可能性の調査を行っています。
 今回、案件化調査の一環として、モンゴルの立ち枯れ木(アカマツ、カラマツ、シラカバ)を日本に輸送し、ペレットの試作が行われました。
 当日は、同社よりペレット製造工程を説明いただきながら、破砕機に原材料を投入するところから、ペレットを袋詰めするところまでの各工程を視察しました。担当者は、出来上がったペレットの色や匂いを確認し、既存の製品との比較を行っていました。
 今後、同社では、試作したペレットを日本木質ペレット協会の基準に基づいて品質分析を行うことやペレットストーブを使った燃焼試験を通じて灰残量の測定、匂い、火力の分析などを行い、モンゴルの立ち枯れ木を原料とするペレットが商品となり得るかを確認する計画です。

 JICA東北では、今後も、東北地域の事業実施中企業様の活動内容を紹介し、本事業への理解促進に取組んで参ります。

【本件に関するお問合せ先】
JICA東北 市民参加協力課 民間連携事業 
E-mail: thicjpp@jica.go.jp
TEL: 022-223-4772 FAX: 022-227-3090