【岩手県】2020年度 開発教育指導者研修inいわて を実施しました

2021年2月19日

2021年2月13日、盛岡市のアイーナで「JICA東北・開発教育指導者研修inいわて」を実施しました。盛岡市立本宮小学校の藤澤義栄先生にファシリテーターをお願いし、「Let’s アクション 知る、考える、行動する ~開発教育と“アクション”を考えてみよう~」と題したワークショップを行いました。 

開発教育で何を教えるか?

【画像】ご参加いただいたのは、開発教育にご興味・関心のある先生や、JICA教師海外研修に過去参加いただいたことのある先生方。アイコンタクトだけでコミュニケーションを取り、誕生日の早い順に並ぶというアイスブレイクのあと、2つのグループに分かれて、開発教育で何を教えるか?開発教育の目的は?を考えました。さらに、こんな開発教育がいい!こんな開発教育はやってはいけない!を出し合います。
また、JICA教師海外研修に参加して実践授業をした経験のある先生から「実際にどのような授業をやったか」の経験談を聞き、さらに、藤澤先生秘蔵の「開発教育、こんな手法があるよ!」を伝授いただきました。

どんなアクション?!

【画像】後半は「アクション」を分析、整理してみました。課題の解決のため様々なアクション(寄付する、ライフスタイルを変える等)を、難易度と効果を縦横軸にとって考えます。自分自身だけでできることが難易度は比較的低く、取り組みやすい。周囲を巻き込み多くの人々や団体と動きをすることは難易度が高いが、効果も高いということがわかりました。






【画像】参加いただいた皆様からは、「開発教育の理解を深め、具体的な指導法も学ぶことができた」「ワークショップ形式で様々な考えに触れることができた」「モチベーションが上がった」「周囲と協力しながらすすめたい」等の感想をいただきました。
 「なんとかしなくてはいけない」という地球規模の課題に気づくことは大きなステップですが、そこでとどまることなく「なんとかするためのアクション」を起こす、SDGs(持続可能な開発目標)をどのように達成していくのか、一人一人ができるアクションを取るところまで導きたい。先生たちの熱い想いが伝わってきました。
寒中、コロナ禍にご参加いただいた先生方、そして、さわやかな音楽でリラックスした雰囲気を作りファシリテートいただいた藤澤先生、誠にありがとうございました。

※本ワークショップは、認定NPO法人開発教育協会(DEAR)発行の教材「ソーシャル・アクションハンドブックSocial Action Handbook-テーマと出会い・仲間をつくり・アクションの方法を見つける39のアイデア」を参考にしました。
(JICA東北 市民参加協力課)