【岩手県】「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2020」学校法人 龍澤学館 盛岡中央高等学校・訪問表彰を行いました

2021年3月8日

2021年2月24日、「JICA 国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2020」の表彰のため、学校法人龍澤学館盛岡中央高等学校をJICA岩手デスクが訪問しました。

「世界とつながる自分~私たちが考えること、できること~」

表彰を受ける菊池さん

盛岡中央高等学校からは、長年にわたり本コンテストへ多数のご応募をいただいており、本年度も特別学校賞を受賞されました。また、同校からJICA東北所長賞、佳作に選ばれた菊池 亮さん、阿部 朋哉さんに、千葉 研二校長先生より表彰状ならびに副賞をお渡しいただきました。

岩手県からは中学生・高校生合わせて672件 の応募がありました。今年もたくさんのご応募ありがとうございました(岩手県全体での受賞者・受賞校は下記に記載しています)。

今は行動できることから、そしていつかは世界へ 

表彰を受ける岡部さん

本コンテストの今年のテーマは「世界とつながる自分~私たちが考えること、できること~」。
国内機関長賞を受賞した菊池 亮さん(2学年)は、ラグビーワールドカップのボランティアの経験から本当のボランティアとは何か、自分に何ができるのかを考え、県内のNPOの活動に参加し、大学生と共に活動を続けています。その活動の中でのフィリピンの子供たちからの手紙の翻訳を通して、フィリピンの子供たちの現状を知ると共に、今、日本からできることについて、エッセイに綴ってくれました。

佳作を受賞した阿部 朋哉さん(1学年)は、東日本大震災の経験から、災害によって人の生活は一変してしまうことや、JICAの訪問で世界の課題に触れ日本の「日常」は決して当たり前ではないということを知ったことから、将来は防災・減災に関わる仕事をしたいと書いて下さいました。


現在、新型コロナウイルス感染症の影響で世界に行くことは難しい状況ですが、いつの日か実際に世界へ飛び出し、自らの五感で学んで、国際協力の分野にさらに興味を持ってもらえればと感じました。

コンテストにご応募いただいたみなさま、受賞されたみなさま、ご協力いただいた学校の先生方、誠にありがとうございました。来年もご応募をお待ちしています。

岩手県の受賞者・受賞校のみなさま
【審査委員特別賞】
NHK学園高等学校 大友 理緒さん「絵本でつながる私と世界」

【独立行政法人国際協力機構 東北センター所長賞】
一関市立東山中学校 那須野 栞さん「心の支援」
学校法人 龍澤学館 盛岡中央高等学校 菊池 亮さん「世界とつながるために」

【佳作】
学校法人 龍澤学館 盛岡中央高等学校 阿部 朋哉さん「日本と世界をつなぐ架け橋に」

【特別学校賞】
学校法人 龍澤学館 盛岡中央高等学校

(報告:JICA岩手デスク 菊池)