【福島県】青年海外協力隊員が会津若松市国際交流協会の国際理解講座に登壇しました

2021年3月16日

2021年2月28日、会津若松市の会津稽古堂で開催された会津若松市国際交流協会の国際理解講座へ、会津若松市在住の青年海外協力隊員(ルワンダ派遣予定、2019年度3次隊、待機中)前田 尋貴さんが講師として登壇しました。コーヒーの価格が自然災害や社会情勢の影響を受けて上下するといったコーヒーと金融のお話、また、コーヒー農園から私たちのもとに届くまでのお話をしてくれました。

写真でコーヒーを学ぶ

【画像】講座はコーヒークイズでスタート。「コーヒー生産量の多い国はどこ?」「コーヒーの木は何種類ある?」などのクイズ。次に、コーヒー農園から私たちの手に届くまでの過程を写した数種類の写真が参加者に配られ、その正しい順番(流れ)を考えます。

普段は焙煎されたコーヒー豆や、おいしく入ったコーヒーそのもの以外を目にする機会がない私たち。コーヒーの木や花、実を剥く機械など初めて見るものが多く、驚きの声が上がっていました。

【画像】次に、コーヒー1杯の料金の内訳を考えました。1杯のコーヒー料金「生産者」「輸出業者」「カフェ(国内コーヒー関連業者)」はそれぞれどのような割合でお金を得ているのでしょうか?
生産者の受け取る金額は非常に安価です。
私たちが普段口にするコーヒーは、“手頃な値段”で提供されていることが多いですが、コーヒー生産者に正当な対価が払われるために、日本にいる自分たちにできることは何か、どのコーヒーを選択するのか、参加した皆さんが様々な気づきを得て、考えていました。

コーヒーの淹れ方デモンストレーション! 

講師の前田さん

最後に、前田さんがコーヒーの淹れ方を実演してくれました。参加者からは、温度や飲み始めるまでの時間など、多くの質問が出ました。
残念ながら新型コロナウイルス感染予防のための、会場内でコーヒーを飲むことはできませんでしたが、テイクアウトして各々コーヒーの味を楽しまれたことと思います。

普段当たり前のように口にするコーヒー。どこで誰がどう作っているのか、正当な対価が払われているのか、日本でできることはないか等、フェアトレードについて考えるきっかけとなるお話をして下さった前田さん、貴重なお話をありがとうございました。 (報告:JICA福島デスク)