【宮城県】丸森町・耕野振興会による草の根技術協力事業(ザンビア)が開始されました

2021年4月6日

宮城県丸森町の住民自治組織、耕野振興会が実施するJICA草の根技術協力事業「小規模農家における市場志向型営農普及プロジェクト-丸森町での営農事例紹介を通じて-」が2021年2月に開始された事を受け、丸森町への報告を行いました。丸森町からは保科郷雄町長をはじめ企画財政課の方々、耕野振興会からは八島勇雄会長、石塚武夫プロジェクトマネージャーをはじめとした方々、JICA東北からは小林雪治所長らが出席しました。

右から石塚プロジェクトマネージャー、八島会長、保科町長、小林所長

冒頭、JICA東北小林所長より「コロナ禍において事業の実施に制約があるが、出来る限り柔軟に対応しつつ活動に協力をしていきたい。本事業の目的である小規模農家の方々の生活・生計の向上に加え、東京五輪・パラリンピックホストタウンを含めた両国の国際交流、国際協力、地域活性化を期待する」との挨拶がありました。耕野振興会の石塚プロジェクトマネージャからは「農業技術の支援によるザンビアの農家たちの生活向上を事業の目標とすることはもちろんであるが、丸森とザンビアの農家同士の交流を通じて、お互いの地域で学び合いができ、共に元気なるような活動を実施したい」との抱負が述べられました。最後に、保科町長からは、「耕野振興会を中心とした丸森町とザンビアの協力は10年を超えている。この事業を通じて相互の信頼を一層深め、また双方の農業や活性化での発展を祈念したい」との期待が述べられました。

事業は2021年2月から2024年10月まで実施予定です。JICA東北では東北地域の方々と共に国際協力と地域の活性化を進めて参ります。

(報告:市民参加協力課 辻)