【宮城県】ブラジル・サンパウロ市とオンラインでつなぎ、草の根技術協力事業の事業開始セレモニーを実施しました

2021年7月8日

事業開始セレモニーの様子(東北センター)

2021年6月30日(水)、草の根技術協力事業「サンパウロ市における音楽リハビリを活用した介護予防モデル構築(提案自治体:宮城県、実施団体:(株)ゆらリズム)」の事業開始セレモニーをオンラインにて実施しました。

2021年3月に開始した本事業ですが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、延期されていた事業開始セレモニーを実施したものです。

宮城県からは経済商工観光部国際政策課江間仁志課長はじめ、同課および保健福祉部長寿社会政策課の方々、(株)ゆらリズムから野崎健介代表取締役、菊地義仁プロジェクトマネージャー、宮城ブラジル友好協会から大槻ヴァレリアハルエ様、ブラジルからは実施機関である、サンパウロ大学老年学部、協力機関であるENKYO(日伯援護協会)、ブラジル宮城県人会を中心とした、約50名が出席し、事業概要や進捗、今後の展望について共有しました。

現地とのコミュニケーションを大切にした事業の推進

ブラジルと日本から約50人の参加がありました

本事業では、(株)ゆらリズムが独自に開発した、音楽を活用した“楽しい介護予防運動”を、ブラジル・サンパウロ市の高齢者に展開するための、インストラクターを育成し、地域の方々への実践モデルづくりを目標としています。
2021年3月の事業開始以降は、コロナ禍により日本とブラジルの往来制限があるため、オンラインで現地と連絡を取りながら、介護予防指導者のトレーナーを対象とした音楽リハビリの指導マニュアル作成を進めています。
本事業は2024年3月まで実施予定です。今後は運動プログラムや音楽プログラムの進め方についてのマニュアル作成等、技術移転の準備を進め、2022年以降、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮しながら、現地での介護予防の技術指導や介護予防教室、本邦研修等を実施していく予定です。