〜日本のサッカーを世界の人々に,JリーグとJICA国内機関が連携〜【事業共通】

首都圏に滞在するJICA研修員48名が国立競技場で開催された「富士ゼロックススーパーカップ2014」を観戦しました。

2014年3月3日

熱戦に応援も盛り上がりました

2014年2月22日(土)、国立競技場では、2013Jリーグチャンピオンのサンフレッチェ広島と、第93回天皇杯チャンピオンの横浜F・マリノスによる富士ゼロックススーパーカップ2014が開催されました。この日本屈指の好カードに、首都圏に滞在するJICA研修員48名(17カ国)が、主催者である公益社団法人日本プロサッカーリーグ(以下Jリーグ)より招待をいただきました。試合は前半開始早々にサンフレッチェ広島が先制し、その後横浜F・マリノスの反撃をかわし、最終的には2-0で勝利を収めました。41,273人の大観衆が集まる中、JICA研修員も冬の寒さを吹き飛ばす熱戦を満喫し、日本サッカーの醍醐味を味わうとともに、日本滞在の思い出の1ページに富士ゼロックススーパーカップが加わることとなったと確信します。

ベトナムのDinh Anh Tuanさん

今回観戦した研修員の一人、Dinh Anh Tuanさんはベトナム保健省より母子保健分野の研修に参加するため来日中。観戦した感想を聞いてみると「ベトナムでも有名な中村俊輔(横浜F・マリノス)のプレーを生で観戦できて非常に興奮したが、今日はサンフレッチェ広島が良いサッカーをしていたと思う。ベトナムでも、もしJリーグを見られればぜひ観戦したい。」とのことでした。
また、アフガニスタンから早稲田大学大学院に留学しているハムダッドさんも、早速、JICA東京が運営するフェイスブックで次のようなコメントを投稿しています。

First of all thanks to the JICA management for arranging such a great opportunity for the participants of various countries. It was not only watching a wonderful football match between Hiroshima and Yokohama, but it was also a great opportunity for the participants to have some time together and get to know each other. The most interesting part was, when we were shouting or yelling "Hiroshima, Hiroshima”, it created some kind of love in our hearts for Sanfrecce Hiroshima. It also conveyed us the message about Japanese and their interests in supporting their national heroes. Finally, thank you once again for inviting us to such a grand event where more than 41,000 people attended the match.

建て替えを控えた国立競技場での観戦もよい思い出になりました

招待を受けた研修員は、JICA東京(東京都渋谷区)、JICA筑波(茨城県つくば市)に滞在(平均2週間から2カ月程度)している各国政府及び政府関係機関、NGO等の関係者であり、日本の持つ技術や経験、ノウハウを学び、自国の発展に生かすことが期待されています。

Jリーグは「Jリーグ百年構想 〜スポーツで、もっと、幸せな国へ。〜 」というスローガンを掲げ、地域に根差したスポーツクラブを核としたスポーツ文化の振興活動に取り組んできています。1993年に10クラブでスタートしたJリーグは、2010年には37クラブにまでなり、Jリーグがまいたスポーツ文化という種は、日本全国で着実に芽となり花となっています。
同時に2013年にJリーグ20周年を迎え、Jリーグも海外展開を本格的に進めていく段階にあります。最近は、東南アジアのスター選手のJリーグ加入や、Jリーグでプレー経験のある日本人選手の東南アジア各国リーグへの移籍が大きな話題となっており、Jリーグの国際化が進展しつつあります。そのような中、ODA事業で来日している開発途上国の国づくりの担い手の方々に、Jリーグを知ってもらい、日本サッカーの醍醐味を味わってもらうという狙いから、富士ゼロックススーパーカップへの招待が検討されました。Jリーグは「JICAの国内機関は開発途上国の国づくりの担い手が集う拠点であり、そのような方々に日本サッカーとJリーグの価値を知っていただく意味で、またせっかくの日本での滞在を一層価値あるものにしてもらう意味でも、週末に日本のサッカーを楽しんでもらえないかと考え、JICA東京に相談させていただきました。2020年にはここ東京でオリンピックが開催され、日本のスポーツが今後益々注目されていきます。今回のようなJICAとの連携も生かし、日本サッカーとJリーグの価値を世界に広めていきたいと考えています。」

 JICA東京としても「富士ゼロックススーパーカップへのご招待は、研修員の日本滞在を一層充実したものにする意味で非常にありがたいお話です。また、2020年の東京オリンピックに向けて、スポーツ面でも国際協力を進めていこうという日本政府の方向性に沿っていると思われますので、可能な範囲で今後も積極的に貢献していきたいと考えています。

スポーツは、言語や生活習慣の違いを超え、同一のルールの下で互いに競うことにより、世界の人々との相互の理解や認識を一層深めることができるなど、国際的な友好と親善に資するものです。2020年の東京オリンピックに向けて、開発途上国を元気にすることで、日本も元気になるような国際協力を目指すJICAと、スポーツを通じた幸せな国づくりを目指すJリーグは、それぞれのリソースを生かした連携を今後も模索していきます。