鶴ヶ島市に見る、JICAと地方自治体の連携【事業共通】

2016年9月6日

脚折雨乞が紡ぐ地域の伝統と、JICAの地域連携

全長36m、重さ3tもの龍神が池に飛び込む姿は圧巻です。

全長36m、重量3tの巨大な龍神が池に入水して暴れまわり、恵みの雨をもたらす…。埼玉県鶴ヶ島市には4年に1度開かれる伝統行事、脚折雨乞(すねおりあまごい)があります。

江戸時代から続いたこの行事は昭和39年に一旦途切れるも、地域の方々の尽力により見事復活を果たしました。

そして平成24年には一般財団法人地域活性化センター主催「ふるさとイベント大賞」で最高賞(総務大臣表彰)を受賞するのです。

また、今回はアメリカのテレビ局や中国の新聞社に報道されるなど世界的にも注目される行事となっています。

鶴ヶ島市国際交流フェアの様子

JICA東京ブースには子供連れの方が多く訪れました。

リオオリンピックに沸いた2016年はJICA東京も初めてブース出展した「鶴ヶ島市国際交流フェア」が同時開催され、25,000人もの来訪者がありました。

同フェアにJICA東京が初出展したきっかけは、和田公雄鶴ヶ島副市長でした。和田副市長は埼玉県国際課の出身で、同課在籍時から様々な国際事業に携わり、JICA東京ともJICA草の根技術協力事業を通じた縁がありました。

鶴ヶ島市国際交流フェアの同時開催にあたり、国際協力推進員(JICA埼玉デスク)に、文化交流だけでなく、国際理解を深める方策について相談をいただいた事から始まり、JICAの様々な国際協力活動を紹介するブース出展という形で協力をさせていただきました。

当日は35℃を超える猛暑日でしたが多くの見物客が訪れ、JICA東京ブースも賑わいを見せました。

藤縄市長(右1人目)と和田副市長(左1人目)脚折雨乞に招待されたトゥレイン駐日ミャンマー大使(左2人目)と今泉ビルマ奨学会 今泉会長(右2人目)と共に

夕刻、脚折雨乞の行事を終えられた藤縄善朗市長と和田公雄副市長が当ブースを訪れご挨拶をいただきました。お二人とも光る汗が印象的でした。街の活性化や国際交流を図る両氏をはじめとした市の職員の皆さんの気持ちが形として表れたイベントでした。

後日、雨乞行事と国際交流フェアの様子を載せた同市の広報誌には、写真と共にJICAブースの様子を掲載していただき鶴ヶ島市民の方々にJICAについて知っていただくことが出来ました。

記事詳細は下記リンク「広報つるがしま9月号」をご参照ください。

「地方創生」をテーマに掲げ、開発途上国支援を通して得た知見や経験の還元を目指しているJICAの国内事業には、地方自治体や地元の方々との縁やつながりが欠かせません。

今回の鶴ヶ島市国際交流フェアでの協力や広報体制は、一般市民の方へ国際協力事業について広く知っていただきたいJICAと、市の活性化に積極的に取り組んでいる鶴ヶ島市の考えが合致した好事例ではないでしょうか。

2020年の東京オリンピックの年に開催される次回の脚折雨乞が楽しみです!



JICA埼玉デスク 廣瀬