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【草の根技術協力事業 地域経済活性化特別枠】「埼玉・セブものづくり人材育成事業(第2期)」の本邦研修を実施【草の根技術協力】

2016年11月9日

フィリピン・セブ州から当地大学の理工学部などの教授や学生ら17名が埼玉県での本邦研修に参加しました。
本事業では、日本のものづくりの現場やその精神を学ぶことでフィリピンの製造業の発展と、雇用の拡大を目指しています。

一部、研修と修了式の様子をお届けします。

北本市・興電舎研修

研修の様子。鈴木博夫代表取締役の講義を聴いています。

工場視察の様子。オートメーションロボットのプログラミングについて聞いています。

10月31日、学生研修員たちは埼玉県北本市にある株式会社興電舎を訪れました。
同社は1917年創業で、現在では工場などにおける昨今の自動化、省人化に欠かせないオートメーション機械の製造、プログラミングなどを手掛けています。
私たちの生活がオートメーションやプログラミングによって支えられている部分は多く、例えばエレベーターや医療機械、さらには自動車工場など幅広い場面で活躍しているものです。

本研修に参加しているセブ州の学生たちはそれぞれ、機械、電気、土木、建築、工学などを専攻しており、工場見学の際には実際の製品の製造現場や、5Sとカイゼンが体現された施設内を見て感嘆の声が挙がっていました。
どの学生も質問をすることに積極的で、「製品ごとにラインやプログラムを組み替えるのか?」、「日本では工学系の学生はどのような職に就くのか?」など疑問を解消することに余念がありませんでした。

デモ機(写真中央)とPCを使ってプログラミング実習を行っています。

実習問題の一例。

全員で教え合いながら一問ずつ解いていきます。

また、午後にはプログラミング式を考える実習も行われました。
学生たちには徐々に難易度の高くなる設問が9つ与えられ、鈴木社長らのアドバイスを得ながら一つずつ挑戦し、最終的には全員で9問を解き上げ、研修の達成感を共有していました。
最後には組み上げたプログラムやその式がどのように機械を動かすのか、デモ機を使って実際に見て学び、理解を深めていました。


以下、学生たちからの感想を抜粋しました。

「私は土木が専門でプログラミングは初めてでしたが、価値あるチャレンジでした。丁寧に教えていただき、難しい問題にも挑戦する心を引き出してくれました。」

「答えは一つではないという事が分かり、創造力を引き出してくれる研修でした。」

「研修では本田技研工業株式会社の工場も視察しました。その時に見たオートメーションロボットがどこで製造されているか疑問でしたが、今日その答えを見つける事が出来て良かったです。」

「社内は5Sが実践されており、それが隅々まで浸透している事に感銘を受けました。」

「座学だけではなく、直接的な学びが出来たことが良かった。帰国したらクラスメイトにも伝えたいです。」

 本邦研修評価会・修了式 

研修発表の様子。

修了式の様子。

研修生、修了式参加者と集合写真。

そして11月4日には評価会と修了式が開催され、2週間の本邦研修が締めくくられました。
評価会では吉田善一東洋大学教授の講評のもと、全研修員の研修発表が行われました。どの研修員もそれぞれの学びの視点を、工夫を凝らしたプレゼンテーションで発表し、研修の密度を窺うことが出来ました。
発表後には稲葉尚子埼玉県県民生活部長から、「素晴らしいプレゼンテーションをありがとうございました。2週間と短い研修でしたが、皆さんからは良い学びが得られた表情が窺えます。日本での経験を是非、セブにも伝えてください。」と言葉が贈られました。

そして修了式では、杉村悟郎JICA東京市民参加協力第一課長から一人一人に修了証書が手渡され、「皆さんはフィリピンと日本を結ぶ要です。これからも様々なことに挑戦し、成長されることを期待しています。」とエールが贈られ、最後は集合写真で笑顔いっぱいの修了式となりました。






JICA埼玉デスク 廣瀬