イラン地球温暖化対策に関するフォローアップ活動を実施【民間連携】

2017年2月28日

パリ協定に参加するイランの首都テヘランにて、石油省・石油関連後者・環境庁の職員・専門家を中心に、のべ約300名がセミナーに参加!

イランでのセミナーの様子

 2017年1月26日〜2月3日まで、国別研修「地球温暖化対策炭素管理」に関するフォローアップ調査のため、イランを訪問しました。
 2015年2月から、2回、日本での研修を実施し、これまでに24名の研修員を受け入れてきました。
 今回は、帰国後の彼らの活動支援、その活動に対する所属先上司や同僚の更なる理解促進も考えて、気候変動対策に関する国際的な枠組みや、対策策定の具体的手法、日本や他国の事例、イランにおける石油・エネルギー分野で考えられる適用可能な温室効果ガス削減に関する対策・技術の紹介(フレアガス削減、省エネ技術、CO2ガス回収・再利用技術など)を行いました。

石油省モルタザヴィ健康安全環境事務局長による挨拶

 セミナーは、1月31日と2月1日の2日間にわたり実施し、のべ約300名が参加しました。開会式では、石油省モルタザヴィ健康安全環境事務局長、在イラン日本大使館より中山参事官、JICA東京より西木経済基盤開発・環境課長が挨拶を述べ、セミナー開催中には、石油省ビタラフ技術・調査担当次官から謝意と今後の技術支援の期待が述べられました。

視察先の天然ガス精製工場でのフレア(油田から発生する遊離天然ガスを焼却処分する際に発生する炎)

 参加者は、朝から夕方まで、多くの方が熱心にメモを取り、日本人専門家(※)の説明に耳を傾けられ、またイラン国内で温暖化対策を推進する上でのあるべき制度や技術などに関する質疑応答が活発に行われました。

帰国研修員との面談・協議の様子

 セミナー以外では、天然ガス精製工場及び天然ガス・石油化学工場の視察・意見交換、帰国研修員との面談・協議などを実施し、イランの現状、温暖化対策を進める上での課題を確認しました。
 第3回目の技術研修を2017年度上半期に開催する予定としており、今回のイランでの活動によって得られた情報や結果を踏まえて、日本での研修内容をより現地のニーズに合致したものにしてゆきます。
 またJICAでは、引き続き、地球温暖化対策に取り組んでゆく所存です。

(※)今回セミナーでプレゼンを行った日本人専門家(順不同、敬称略)
・日本オイルエンジニアリング(株)冬室 誠
・一般社団法人 海外環境協力センター 加藤 真
・     同 上          林やよい

(JICA:地球環境部、イラン事務所、東京国際センター)