【草の根技術協力事業 地域活性化特別枠】ベトナム「ハノイにおける無収水削減技術

ハノイ水道公社技術者が、東京都および東京水道サービス(株)の技術を学びました。

2017年6月8日

住宅街の配水小管の取替え工事を視察しました。

配管取替工事を視察

研修員が視察した工事現場は、2.1Kmを約1年間かけて配水管を新しいものに入替る工事を行っていました。

新しい配管を設置

各家庭の断水を最小限にするために、仮配管を設置した後、古い配管を撤去し、新しい配管を規定の深さに設置する作業を視察しました。

作業毎に記録写真の撮影

研修員からは、「作業ごとに写真を撮るのはなぜか?」「1日どのくらい作業ができるのか?」「配管の素材は何か?」「各家庭への配管はどのように取り付けるのか?」等。
多くの質問が飛び交いました。

実習体験をしました

実際に作業する配管と同じもので配管工事作業の実習を体験、技術を習得しハノイの無収水対策の現場で発揮されることとなります。

水道管新設工事:送水管2m立坑およびトンネル建造を視察しました。

立坑内地下30m

多摩地区の送水管(浄水場から給水所に水を送る管路)はネットワークが十分でなく、事故や地震時のバックアップ機能が低いことが課題でした。

送水管が通るトンネル

このため広域的なネットワークを強化する必要があり、本整備によって多摩南西部地区170万人の給水安定性が向上されます。

トンネル前で記念撮影

立坑は地下30m、送水管が通る2mのトンネルは、研修員は初めて体験する視察でした。ハノイでは地下30mに水道管はなく、巨大な立坑とトンネルに驚いていました。ここに水道管が通るのか?と信じられない様子でした。

報告会が開催されました。

報告会 研修の成果を発表

参加者がそれぞれ研修で学んだ成果などを発表しました。多くの参加者から、「日本人技術者が、24時間安心・安全な水をお客様に提供する、という使命感を持って仕事に当たっている姿勢に感銘を受けた」「すべての過程において丁寧な作業を行っていくことが重要だと再認識した」との感想が延べられました。

研修員、東京水道サービス(株)、JICAと記念撮影

今回の研修で学んだことが、今後ハノイにおける水道管理技術向上のために生かされていくことを期待します。





TIC 市民参加協力グループ 金井・後藤