【中小企業支援事業】JICA事業を実施中の新潟県企業が、トルコ政府農業関係者を招へいしました。

〜新潟県の農業技術の普及を目指して〜 創業152年の農機具製造会社である燕市のフジイコーポレーション株式会社が、トルコ政府農業関係者を招へいしました。

2017年8月8日

【画像】2017年7月10日から7月16日の7日間、「トルコ東部農村地域における果樹生産者組合への管理作業機の普及・実証事業」を実施中のフジイコーポレーション株式会社が同事業の一環として、黒海農業研究所(トルコ)職員8名(以下、研修員)を招へいし、新潟県を中心とした先進的農法の視察や農業機械の使用や維持管理について研修を実施するとともに、燕市長や関係機関との意見交換会等を行いました。

トルコでの農業の課題

【画像】農業はトルコの重要な主要産業のひとつですが、農業従事者の所得向上は鈍く、国内経済格差を抱えています。
特に東部地域は果実の主要生産地ですが、中山間地であるため、ほ場が小規模に分散しており、生産性が低く、生産者の多くが零細農家です。果樹栽培での管理作業は「せん定」、「摘果」、「収穫」など労働集約的な作業が大半であり、日本では草刈り機や高所作業機などによる、機械化が進んでいますが、トルコ東部地域は零細農家が多いため、機械化や農地規模の拡大が遅れ、ほとんどが手作業にて行われています。

JICAは2016年6月10日より新潟の企業であり農機製造を行っているフジイコーポレーション株式会社と契約を締結し、製品をトルコに導入しています。

新潟県内農園 果樹加工技術の視察

【画像】今回の研修の一環として、県内農園のフルーツ童夢やまだ農園への視察も行われました。
研修員からは様々な質問が飛び交い、活気のある視察となりました。

また、トルコ農業畜産省 農業研究政策局 副局長のエロルさんは、フジイコーポレーション(株)の製品(高所作業機、草刈機など)を導入後、「一日の収穫量が増加した。さくらんぼは機械導入前は1日に50キログラムの収穫量だったのが導入後は120キログラムに増えた。」と、作業効率が上がったことを報告しました。
加えて、高所作業機を導入したことにより、よりきめ細かいケアができるようになったこと、安全に作業が出来るようになったことを報告し、今後もトルコで機械の普及をしていきたいと話していました。

【画像】最後には山田農園から美味しいフルーツもいただき、美味しく頂いていました。

トルコでの農業の課題解決に繋がる、充実した研修でした。