埼玉県立大宮高校 人権学習講演会

「開発途上国の課題と人権問題について」高校生800名とともに考える

2017年11月1日

体育館を埋める800名の生徒たち

ニジェールの状況を紹介 JICA東京小林次長

10月26日、埼玉県立大宮高校で1・3年生対象の人権学習講演会が開かれ、「開発途上国の課題と人権問題について」というテーマで、小林尚行(JICA東京次長)がお話しさせていただく機会を得ました。

開発途上国の課題を人権問題に結び付けて考えることは、高校生にとって難しい主題ですが、小林次長自身のアフガニスタン、エジプト、ニジェールなどでの実体験に基づいた語り口に、体育館を埋めた800名の生徒たちは時折うなづきながら聞き入ってくれました。

質疑応答では、「世界人権宣言のことは勉強したが、理念は実現していないのではないか」、「開発協力大綱ではODAが日本の活性化にもつながるとあるが、具体的にはどういうことか」等、鋭い質問が相次ぎ、生徒の皆さんの関心の高さがうかがえました。

講演はアマルティア・センの潜在能力アプローチや人間の安全保障の概念にも触れ、「より良い人生、よりよい世界の実現のために、毎日の学習の中で皆さんひとりひとりの潜在能力を伸ばしてください。そしてそれが当たり前のことではないという感謝の気持ちを忘れないでください」というメッセージで締めくくられました。

「今は精一杯自分の潜在能力を伸ばし、いつか世界の役に立つ人材になりたいです」と生徒代表 3年生荒井夕渚さんの挨拶があり、嬉しい手ごたえを感じられた講演会となりました。





市民参加協力第一課 古賀