第5回自治体等水道事業関係者勉強会の開催

2017年12月26日

勉強会には70名の関係者が参加しました。

日本各地の水道事業体の関係者とJICA関係者で水道事業における国際協力について二日間に亘って勉強会を実施しました。

東京都とJICAは、水道分野の国際協力において、国内自治体等による水道協力の多様な取り組みや事例を共有し、それぞれの事業の改善に役立てることや自治体による国際協力への参画を活性化することを目的に第5回自治体等水道事業関係者勉強会(以下、「本勉強会」)を共同で開催しました。本勉強会は、2013年度「関西」、2014年度「名古屋」、2015年度「横浜」、2016年度「九州」に続くもので、今回は2017年12月18日から12月19日に国内各地の水道事業体やJICA等の関係者約70名がJICA東京国際センターに集いました。

本勉強会初日である12月18日はJICAから最新の取組状況を共有した後、「官民連携による国際協力事業の推進」として東京都水道局及び大阪市水道局からそれぞれアジアにおける民間企業との連携の取組の紹介がありました。その後は「国際協力事業に対する市民理解の促進」として北九州市上下水道局から今年度に実施した高校生向け理解促進研修とタウンミーティング及びその広報効果の共有がありました。続いては、「研修事業の活用事例」として今年度初めてJICA研修を引き受けていただいた奈良市企業局から受入準備の状況や研修員受入を行って良かった点などを、神戸市からは研修受入にあたっての神戸市の特徴が発表されました。初日の最後には2018年9月に東京で開催予定の国際水協会(IWA)世界会議・展示会の紹介がありました。

2日目は東京都水道局三園浄水場へ見学に。

2日の12月19日は「技術協力の活用事例」として株式会社PUCからはミャンマーにおいて水道事業体とコンサルティング会社との共働によるプロジェクト実施の事例、福岡市から草の根技術協力事業において、第1期から第2期とつながったフィジーの案件の紹介がありました。

同じく2日目に実施されたグループディスカッションでは、5つのグループに分かれ、1.「課題別研修、草の根技術協力等における能力強化のための工夫について」、2.「国際協力に対する市民の理解の促進について」、3.「地元の産・学との連携について」というテーマで、国際協力経験が豊富な方や今後取り組む方等様々なバックグラウンドを持つ人が混在するグループで、活発な意見交換が行われました。

午後には、東京都の三園浄水場を視察し、水道水と工業用水の双方を供給している浄水場の施設概要を説明いただくとともに、同浄水場と朝霞浄水場で行っている電力、蒸気および次亜塩素酸ナトリウムの買入れ並びに発生土売却に係るPFI事業につき、見識を深めました。

浄水処理施設とPFI事業についてご説明頂きました。

今後もJICAはSDGs達成のために国内の自治体や関係機関との更なる連携を目指し、各地域の特性や強みを活かして途上国の課題解決に貢献するとともに、成果の積極的な対外発信を強化していきたいと思います。


報告者:JICA東京 経済基盤開発・環境課 大澤英輝
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