【報告】初めての日本、二度目の感謝 ~研修員からのメッセージ「適正な医薬品の供給・品質管理・使用に向けた薬事行政」~

2018年8月23日

ザンビアの研修員リョーコ・ニャンベさんが研修について、日本と日本人について、そしてザンビアでお世話になった青年海外協力隊の先生について語りました。

【研修と大切な仲間たち】

研修仲間たち(右端がリョーコさん)

「適正な医薬品の供給・品質管理・使用に向けた薬事行政」コースに僕の参加が決まり期待でワクワクしました。7月8日初めての日本に到着するとコース担当が僕を握手して迎え、それ以来、日本の人は総じて礼儀正しかったのが印象に残っています。それに東京の交通網は複雑すぎて初めのうち困惑しましたが、実は便利で効率的なのに気が付くのに時間はかかりませんでした。
 JICA東京では日本語講座にも参加して買い物や観光地に出かけたときにすぐに役に立ちました。街中でも日本の人に話しかけるとなにかと助けてくれるし、誠実に答えてくれてすばらしいと思います。
研修は知識をみんなで一緒に積み重ねる形式で作られていました。日本の好事例を聞きながら僕たちの国の問題解決へと関連づけられる仕掛けがありました。それにこの研修に参加した他の国の研修員たちとこの写真のとおり仲良くなり、一緒に学び協力しあう環境だったのがとてもよかったと思います。

【よく遊び、よく学べ】

福利厚生のお茶会で

講義は情報量が多く、どれも有用でザンビアの薬事行政を改善するためにどのアイデアに絞り込むか頭を悩ませることとなりました。この研修中に日本では薬事行政がとても厳密に体系化されていること、公衆衛生の改善に向け研究開発や情報技術を取り入れていることを知りました。それに勤勉と時間厳守が大切なこともよくわかりました。
「よく遊び、よく学べ」と言われるとおり、学んでばかりではありません。週末には新宿や浅草にでかけ、JICA東京の福利厚生では板橋中央看護専門学校の日本文化体験や日本人宅のお茶会に参加して日本を満喫しました。浴衣を僕と奥さん用に買ってしまいました。

【表敬訪問が新聞記事に】

富山県庁表敬で代表挨拶するリョーコさん

富山県ではくすりの富山を学ぶ

研修旅行では富山県に出かけ、富山県庁での僕の表敬挨拶の様子が地方2紙に取り上げられました。新聞記事に載るなんてとても光栄なこと、この記事のコピーは大切な思い出の品となりました。
ところで日本の人たちは僕の苗字がリョーコと聞くとちょっと驚いた表情をし、この名前の由来など聞いてくるのが面白かったです。日本ではリョーコはよくある名前なのですね。

【懐かしい先生方を探して】

室先生と同級生たち 
(下から2段目左から2人目が16歳のリョーコさん)

僕がJICAにお世話になったのは実は今回が初めてではありません。ザンビア、モングにあるセント・ジョーンズ男子中高等学校在学中、2人のJICAボランティアの先生に教えてもらいました。物理の宮崎先生と生物の室先生です。日本に来てから、お二人に連絡を試みたところ室先生とは電話でお話しでき、メール連絡先も交換し懐かしい気持ちでいっぱいになりました。しかも先生は僕と同級生の写った集合写真をお持ちで送ってくれました。こんなに嬉しいことはありません。
 
この研修は僕には素晴らしい体験でした。専門知識の豊富な方々から実践的な知識を学び、どの実体験も僕の期待をはるかに超えるものでした。
僕は日本と日本人が大好きです。

【先生からの贈り物(案件担当より後日談)】

恩師からの贈り物に喜ぶリョーコさん

室先生は山口県にお住まいのため、リョーコさんの滞在するJICA東京まで「会いにいけなくてごめんね」との心やさしい連絡がありました。代わりに室先生から急ぎお送りいただいたリョーコさん宛の贈り物が発表会を行う研修最終日に届きました。発表会を前に勝負服を着たリョーコさんのシャツといただいた布地の色がマッチング。リョーコさんが大喜びであったことは言うまでもありません。

課題別研修: 適正な医薬品の供給・品質管理・使用に向けた薬事行政
研修期間:2018年7月8日~2018年8月8日
JICA東京 人間開発・計画調整課