【報告】研修での繰り返しで最も身についたこと ~閉講式「適正な医薬品の供給・品質管理・使用に向けた薬事行政」~

ウガンダの研修員トニーさんの閉講式スピーチがとても素敵でしたのでご紹介します

2018年9月7日

【もし日本で「ありがとう」という言葉が禁止されたらどうなるでしょうか?】

閉講式でスピーチするトニーさん

日本で、ある日突然「ありがとう」と口にしたら法に触れるとなったら?皆さん、どうなると思いますか?僕はこの国は大混乱に陥ると思います。何一つ機能しなくなります。言葉がうまく出てこなくなって、ほとんど会話にならないと思います。
どうしてだと思いますか? 


日本人から3~4回毎に聞こえてくる言葉が「ありがとう」だからです。



日本のあちこちで気づいたことを集めると「ありがとう」の言葉にまとまります。名誉、尊敬、礼儀、ハーモニー、コミュニティなどを重んじる価値観がこの日出づる国に特徴的で「ありがとう」の一言に詰まっていると思います。

「やくざいし~」が写真の掛け声。東邦薬品で。

34日ほどの日本滞在で僕らは盛りだくさんの研修を受け、日本の薬事行政を包括的に教わりました。薬事行政に関する法律、薬事行政の実務、輸入、製造、卸、販売、病院薬剤、家庭薬、漢方薬、配置薬、健康保険、副作用への救済制度、それに僕らを紹介する言葉でもある「やくざいし、薬剤師」。僕らそれぞれがインプルーブメントプランで発表したとおり、研修の目的は達成されたと思っています。

しかし、こうした学び以上に、僕らが繰り返し覚えたことはシンプルで、何よりも身についた「ありがとう」です。ですから、この仲間を代表してここでこうして言えることをとても光栄に思います。
「どうもありがとうございました。」

富山県の初日は配置薬の廣貫堂資料館へ。

JICA研修のスポンサーとなってくれた日本政府と日本のみなさん、どうもありがとうございます。

一緒に学ぶ研修員を送ってくれた他国の政府と所属先のみなさん、どうもありがとうございます。

研修に協力いただいた関係受入先のみなさん、どうもありがとうございます。
厚生労働省/国立医薬品食品衛生研究所/国立国際医療研究センター/富山県/富山県薬事総合研究開発センター/富山大学/富山大学附属病院/八王子薬剤センター/東亜薬品/テイカ製薬/東邦薬品/タサキ薬局/JICWELS/JICA

茶の湯の折には坊主めくりも。

富山からの復路、新幹線で

一般家庭での茶道に僕らを招待してくれた茶の湯の方々、どうもありがとうございます。よろしく伝えてください。



板橋看護専門学校のみなさん、どうもありがとうございます。
この学校の学生さんとスタッフさんのことはザンビア研修員のリョーコさんにならって今後も「このとても素敵な学校」と思い出すことでしょう。言葉の壁がありながらも学生さんたちのとても暖かいおもてなしを楽しんだ土曜日でした。



そして、ここまで助け合ってきた研修仲間のみんな、ありがとう。僕らは日本に来たときは見ず知らず。でも日本を去るときは友達ですね。

【そして最後に】

また会いましょう。

といって、研修員15人全員が前に移動して並び、閉講式に参列した日本人関係者一人ひとりに丁寧に「どうもありがとうございました」と言ってくれました。トニーさんありがとう!!

課題別研修: 適正な医薬品の供給・品質管理・使用に向けた薬事行政
研修期間:2018年7月8日~2018年8月8日
JICA東京 人間開発・計画調整課