【報告】日本の学校の特別活動をエジプトへ~担当スタッフの授業参観~

2019年3月1日

エジプトでは、特別活動など日本式の教育を取り入れた「エジプト・日本学校」プロジェクトが進行中です。エジプト事務所の現地スタッフが、日本研修の機会を利用して、世田谷区立赤堤小学校で一日授業参観を受け入れていただきました。

【画像】学校教育の質の向上を目指すエジプト政府は、掃除・日直や学級会等の特別活動に代表される知・徳・体をバランスよく育成する日本の全人的教育モデルに着目しました。2016年に締結された「エジプト・日本教育パートナーシップ」のもと、「エジプト・日本学校」が開校し、エジプトにおいて日本式教育モデルの導入が進められています。2020年度までに200校ほどに導入し、エジプトの長期開発戦略に資することがうたわれています。
今回来日したのは、JICAエジプト事務所の現地スタッフ アミーラさんです。エジプト・日本学校で活動するJICAボランティアを支援しています。本場日本の特別教育活動を見学して、エジプトでの仕事に役立てたいとの希望をうけ、2017年度教師海外研修参加者である堀江先生の在籍校 世田谷区立赤堤小学校のご厚意で一日授業参観が実現しました。

【画像】朝の音楽朝会見学で全校児童による素晴らしいカントリーロードの合唱を聞いた後、5年生の皆さんにエジプトの文化や、エジプトの学校に日本式の特別活動が導入されていることなどを説明する機会も頂きました。
2時間目は1年生の体育を見学、その途中では火事を想定した全校避難訓練も体験しました。予告なしの訓練だったそうですが、児童の皆さんは素早く静かにハンカチなどで鼻と口をふさいで校庭に整列、日ごろの準備の良いことが実感できる訓練でした。
 3時間目は特別活動研究主任の学級・4年1組でで学級活動を見学。この日の議題はクラスお別れ会のプログラムをみんなで決めるものでした。リーダーになった班のメンバーを中心に民主的な方法で会議が進められました。ふりかえりでは、今日頑張ったと思う友達を挙げる場面があったのですが、積極的に意見を言った人だけでなく、意見がまとまるように周囲の友達をサポートした人の名前を挙げる児童がいて、日常のクラス運営が想像できる素晴らしい活動でした。

【画像】一日の見学を終えたアミーラさんから以下のような感想が届きました。日本語の堪能なアミーラさんが自ら書いた感想です。

「2月12日あかづつみ小学校視察を行いました。
5年生にエジプト紹介をしたあと、児童からたくさん質問を受けて、エジプトに興味を示してもらえて嬉しかったです。
学校の一日の流れを見ていい勉強になりました。
子どもの頑張ってる姿を見てとても楽しかったです。
あかづつみ小学校の校長、先生方、児童の皆さん本当にありがとうございました。アミーラ 」

船山校長先生はじめ学校訪問を受け入れてくださった先生がた、本当にありがとうございました。アミーラさんは、学校が一体となって子どもたちの人格、社会性をはぐくむ教育を目の当たりにして、大きな学びをエジプトに持ち帰ることができました。

報告者 市民参加協力第一課 古賀