2020年3月17日
毎年実施されている国際協力エッセイコンテストですが、今年のテーマは「よりよい世界の未来を目指して~私たちから始まる一歩」でした。高校生の部では、全国から28,141点(高校生の部)の応募がありました。
多くの応募の中から、最優秀賞であるJICA理事長賞を受賞した大塚悠未さん(群馬県草津市出身、佐久長聖高校3年生)。
大塚さんは、『私を変えたその「一歩」~私が変われば世界も変わる~』という題で、漠然と持っていた「国際協力」のイメージの「リアル」を知るべく、カンボジアへボランティアに行き、現地の人たちにお米を届けたい、という想いを実現するために「一歩」を踏み出した経験をエッセイに纏めました。
単にお米を届けるのではなく、お米を買うための資金を「古本回収」で作ろうと考え、学校の先生や友人たちからの協力を得て古本を回収し、古本を売って得たお金をお米に変えて、カンボジアへ。そして孤児院を訪問し、子ども達と一緒にカレーを作り、届けたお米を皆で一緒に食べるという経験をしたことで、国際協力の「リアル」を知る・・・自分を変えるために踏み出した「一歩」。この一歩の大切さがエッセイには綴られています。
大塚さんからは、
「表彰を頂き感謝しています。カンボジアへの一歩を踏み出すにあたって、たくさんの支えや協力があって行動することができました。今回のエッセイを読んでくれた人が、一歩を踏み出す勇気をもってもらえたら嬉しく思います。有難うございました。」
と、感想を頂きました。
大塚さんは4月から大学に進学し、将来は国際協力の分野で活躍したいとのことです。