2021年7月8日
2021年6月26日(土)、JICAの駒ケ根青年海外協力隊訓練所において、青年海外協力隊長野県OB会定期総会が開催されました。長野県は縦に200㎞、横に100㎞と大変広いですが、今回の総会はオンラインの中継を行い、駒ケ根から離れている子育て中のOVも参加し、約40名で意見交換を行うことができました。
駒ケ根訓練所では、今年の4月から派遣前訓練を再開しています。この日は、第一次と第二次訓練期間の間にあり、講堂をオフライン会場として利用することができました。当地で訓練に参加したOVは、久々に訪問した駒ケ根に感慨深い様子でした。
総会にはOB会メンバーの他、長野県企画振興部国際交流課長の小林氏、JICA駒ケ根訓練所の小林所長、JICA東京から田中所長が参加しました。更に、(公益社団法人)青年海外協力協会(JOCA)
から堀田事務局長、井上氏参加し、OB会の活動範囲の広さや関心の高さが理解できました。
JICA東京の田中所長からは、「現在、SDGsという共通の課題を通して国外と国内の垣根が取り払われてきている。今後、帰国協力隊の「持続する情熱」を活かし多文化共生や外国人労働者の課題等を含めた国内の課題にどんどん挑戦していってほしい。JICAは国内と国外の課題の橋渡しの役割ができる」と挨拶がありました。
小林恭介OB会会長から昨年度の主な活動報告が行われました。特に「長野市被災地域リンゴ狩りイベント」は、2019年の台風19号被災地である長野市長沼区の支援に関わったボランティアと地元の方々との信頼関係を一層深める重要な活動でした。また、小川ひとみOGが中心となって木曽町で開催した多文化共生の為のグローカル活動の報告もありました。
トンガに派遣されていた小林真子OGは、活動の途中でコロナ感染拡大により帰国になりましたが、派遣国であるトンガを舞台にした絵本を県内のトンガOVと共に作成し、SDGsの啓発活動になるよう関係機関に配布しました。
須藤佳奈OGは、ウガンダのオリンピック・ホストタウンである立科町から、コロナ禍で厳しい状況の中、地元の人々に理解を得て選手をいかに温かく迎え入れるか努力されています。
このように、長野県OB会では地域の人々と連携して地元の課題に取り組みながら、多文化共生のために大活躍されていることがわかりました。
OB会の皆様、お忙しい中、活動報告会を開催いただき有難うございました!!
今後ともどうぞよろしくお願いします。