杉下智彦JICA国際協力専門員、「第44回医療功労賞」を受賞——アフリカ20ヵ国以上の保健システム構築への貢献が認められる

2016年3月14日

14日に行われた受賞式典(後列右から3人目が杉下JICA国際協力専門員)

マラウイやタンザニア、ケニアなどのアフリカ諸国を中心に、世界20ヵ国以上の保健システム構築に携わっている杉下智彦JICA国際協力専門員が、「第44回医療功労賞・海外部門」を受賞した。3月14日、帝国ホテルでの受賞式典に続き、皇居で天皇皇后両陛下とご懇談の栄を賜った。

同賞は、読売新聞社が、日本国内の地域医療や開発途上国での医療充実など、厳しい環境にもかかわらず献身的に医療活動に取り組んでいる貢献者を顕彰する目的で1972年に創設したもの。第44回となる今回は、国内部門9人、海外部門3人が受賞している。

杉下JICA国際協力専門員

アフリカでの医療活動に中学生のころから関心を持っていた杉下専門員は、医師となったのち、1995年にマラウイに青年海外協力隊として赴任し、HIV/エイズの罹患(りかん)率がピークを迎える中で外科診療の支援に取り組んだ。その後、プロジェクトのチーフアドバイザーとしてタンザニアやケニアの保健行政強化プロジェクトにかかわり、ここで確立された保健システム強化というアプローチや研修プログラムはすでにアフリカ26ヵ国に広がっている。

現在は、JICA専門員として各国のユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現を目指したプロジェクトなどの立ち上げや政策策定にかかわっているほか、女性が安心して出産できるクリニックのアフリカでの事業化に向けて、精力的な活動を続けている。