世界で開催「青年海外協力隊発足50周年記念式典」

2016年3月28日

 

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国内で開催された式典の様子(2015年11月17日パシフィコ横浜)

1965年12月、ラオスに向けて青年海外協力隊の初代隊員が飛び立ちました。「途上国の人の役に立ちたい」そんな思いで志願し、これまでに派遣された人数は約4万人、派遣国数は世界88カ国。現在は、約2千人が71カ国で活動中です。また、青年海外協力隊のほかに、シニア海外ボランティア、日系社会青年ボランティア、日系社会シニア・ボランティアが創設されており、幅広い世代の方々がJICAボランティアとして参加しています。現地の人々と共に生活し、働き、彼らと同じ言葉で話し、相互に理解を図りながら自助努力を高めることに配慮し、協力を展開してきた実績は、国内外から高い評価を受け、グローバル化に対応する人材育成の場としても、さらなる今後を期待されています。
そして2015年、青年海外協力隊事業は50周年を迎えました。

JICAはこれを記念して、2015年11月17日に記念式典を開催。式典第一部では、天皇皇后両陛下のご臨席を賜り、青年海外協力隊をはじめとするJICAボランティア経験者や支援者など約4,500名が出席し、厳粛に行われました。

第二部では、記念式典に駆けつけた11組のミュージシャン・著名人が協力隊50周年のイメージソング「ひとり ひとつ」を熱唱するなど、大いに盛り上がりました。

さらに、50周年を記念する式典やイベントは、国内のみならず、世界中で盛大に開催されました。隊員代表からの活動報告には、任地の人々に学び育てられたという謝意が込められ、列席した各国の要人、事業関係者からは、その活動と協力隊事業の歴史に対し賛辞の言葉が送られました。

以下に、協力隊事業50周年という記念すべき年に派遣事業の節目を迎え行われた式典も含め、開催日順に紹介します。

ブルキナファソ

大いに盛り上がったよさこいソーラン

開催日:2015年2月13日
開催地:首都ワガドゥグー

ブルキナファソ派遣15周年も記念して開催されました。臨場感あふれる隊員代表のスピーチやエネルギッシュなよさこいソーラン、そして活動の様子や成果品の展示によって、少数ながらも頑張っているブルキナ隊員の存在を、出席者にアピールすることができました。

コロンビア

式典の様子

開催日:2015年2月18日
開催地:首都ボゴタ
コロンビア派遣30周年も記念して開催されました。出席者がボランティア事業をより理解する機会となったことのみならず、ボランティアからも「支所とボランティアが協力してひとつのイベントを成功させることができたことが嬉しく、隊員同士のつながりもより強くなったと感じる」などと感想が寄せられ、双方にとって大きな収穫ある式典となりました。

ソロモン

医療系職種ボランティアによる健康診断ブース

開催日:2015年6月21日
開催地:首都ホニアラ

ボランティアOB/OG紹介パネルの前には、懐かしいボランティア写真とメッセージを真剣に読む現地の方の様子が見られ、知っているボランティアを発見した際には嬉しそうに当時を振り返っていました。

ガボン

アフリカの臼と杵で、ガボン・日本交流の餅つき

開催日:2015年6月26日 開催地:首都リーブルビル
開催日:2015年9月29、30日、10月1日 開催地:オイエム
開催日:2016年2月12、13日 開催地:フランスビル

ガボンへの派遣10周年という節目も兼ねた記念式典・イベントが、各地で行われました。ボランティアの創意工夫と献身的努力、見事な連携が成功し、どの会場も大盛況。ガボンの人々に日本の魅力とボランティア活動をより身近に感じてもらえる機会となりました。

タンザニア

式典で講演する宇野さん

開催日:2015年7月8日
開催地:ダルエスサラーム

タンザニアの初代隊員宇野みどりさんが講演されました。式典後の懇親会では、現役ボランティアと日系企業の方々が情報を交換し、今後のALL JAPAN協力の可能性を開きました。

セントルシア

民族衣装を纏いお礼のスピーチを行う隊員

開催日:2015年7月9日
開催地:ロドニーベイ

同国首相の列席のもと、セントルシアへの派遣20周年も記念して開催されました。盛りだくさんのプログラムの中、ボランティアによるクレオール語のスピーチに会場は大いに沸きました。

ジャマイカ

教材「Calculation Time」の紹介とそのタブレット端末アプリのデモ

開催日:2015年10月8日
開催地:首都キングストン

算数の基礎能力を高めるための教材の熱烈な紹介や、協力隊OBが運営している体操協会生徒とボランティアによる試技などが行われました。参加者はボランティアの熱い心に感じ入り、最後まで会場を後にすることはなく、50周年に相応しいイベントとなりました。

ラオス

花束贈呈の様子、岸野大使(左)、ソムディー計画投資大臣(中)、柳沢JICA理事(右)

開催日:2015年10月15日
開催地:首都ビエンチャン

派遣開始当初にラオスで活動していたOB・OGが、半世紀近い時を経て、ラオス側出席者および現役ボランティアと語らうという、初代派遣国に相応しい歴史の蓄積の光景がありました。

コスタリカ

配属先からのプレゼント「小さな和樹」を受け取った塩谷隊員

開催日:2015年11月11日
開催地:首都サンホセ

JICAと読売ジャイアンツの協定締結に貢献した野球隊員や、町の人々が楽しく資源ごみをリサイクルできるようにするプロジェクトなど廃棄物処理に取り組んだ隊員からの活動報告に、大きな拍手と歓声が上がり、中には涙ぐむ関係者も。

ペルー

式典の様子

開催日:2015年11月16日
開催地:首都リマ

式典はペルー国際協力庁主催で行われ、JICAからではなく同庁長官やスタッフからJICAボランティアのペルーでの位置づけや活動状況が紹介されるなど、信頼と感謝が伝わるあたたかな式典となりました。

モロッコ

ソーラン節を披露する隊員

開催日:2015年11月24日
開催地:首都ラバト

日本文化に対しての関心が非常に高いモロッコ。会場では、ボランティア有志が日本料理(寿司)のデモンストレーションやソーラン節を披露するなどし、参加者の日本文化への理解と共感をさらに深めました。

カンボジア

教員養成校生徒による理科実験

開催日:2015年12月7日
開催地:首都プノンペン

内戦や混乱の時代を経て受け継がれ息づいてきた両国の絆の深さが、さまざまな形で紹介され、参加者たちは平和への思いを新たにしました。隊員の「その後」の紹介にも注目が集まりました。

【カンボジア青年海外協力隊員派遣50周年特集】
半世紀に渡る協力と交流の軌跡を、日本とカンボジア両国の関係者の話を伺いながらたどります。

ホンジュラス

ソーラン節を披露した隊員たち

開催日:2015年12月8日
開催地:首都テグシガルパ

ホンジュラスにおいて協力隊派遣取極めが締結されてから40年という節目も記念し盛大に開催されました。大統領府が会場となっていたことから、下見や予行練習がなかなかできないなど苦労もありましたが、当日披露されたソーラン節や活動発表には会場から割れんばかりの拍手が送られました。

マラウイ

ボランティアと配属先スタッフが踊りに飛び込み参加

開催日:2015年12月8日
開催地:首都リロングウェ

アフリカの音楽演奏の際は、マラウイ側のスタッフが隊員と一緒に踊る場面もあり、賑やかなひと時となりました。また、原爆・平和展、日本紹介のポスターには参加者の多くが足を止めて見入っていました。

中華人民共和国

現役隊員が中心となり、練習した炭鉱節を披露。参列者に浴衣も着付け。

開催日:2016年1月8日
開催地:首都北京市

元隊員による講演では、当時の人とのつながりや着想を発展させ、任地の発展と日中交流に今でも貢献し続けていることについて報告があり、日中双方の聴衆に大きな感銘を与えました。

マレーシア

多くのOV達も日本から参加した

開催日:2016年1月11日
開催地:首都クアラルンプール

マレーシアにおけるJICAボランティアの歴史は、同国の経済発展の歩みと重なります。式典では初代隊員より、現地の人々に溶け込み生活に順応しようと努力し、マレーシアの人々の包容力に助けられたという50年前を振り返るメッセージが述べられました。

エクアドル

隊員代表のスピーチ

開催日:2016年1月22日
開催地:首都キト

エクアドルへの派遣25周年という節目も兼ねて行われました。参加者の方々から述べられた感謝の意と今後への期待の言葉に、ボランティア及び支所関係者が、これからの活動と事業展開への決意をあらたにする1日となりました。

マダガスカル

おにぎり、すいとんなどを来賓にふるまう隊員

開催日:2016年2月19日
開催地:首都アンタナナリボ

大規模な日本祭りも合わせて開催されました。来場者は1000人を超え、習字、折り紙など、参加型の日本文化紹介ブースを大いに楽しんでいました。マダガスカルの人々が日本を大好きでいてくれていることを隊員たちが心から感じられた式典となりました。

フィリピン

活動発表の様子

開催日:2016年2月22日
開催地:首都マニラ

協力隊事業50周年に続き、2016年は日本とフィリピンとの国交正常化60周年にあたります。式典後半では派遣中のボランティア全員が登壇し、引き続きフィリピンの人々と良い関係を築いて活動に取り組んでいく旨が語られました。

ケニア

隊員自ら写真を手に活動紹介

開催日:2016年2月24日
開催地:首都ナイロビ

国歌斉唱、ケニア人による空手の演武で開会した第一部は厳粛に進行、第二部は活動場面の写真を手にボランティアと参加者が交流する笑いにあふれた和やかな時間となりました。

【ケニア青年海外協力隊員派遣50周年特集】
それぞれの年代の隊員OB・OGに連続インタビュー。ケニアでの思い出、人々との交流、ケニア後の人生、ケニアへの思いについて熱く語ります。

4月1日よりJICAボランティア春募集がスタートします。新たな50年への息吹に、ご期待ください。