「JICA地球ひろば」設立から10年で感謝祭――市民の国際協力推進の拠点として、140万人超える来館者を受け入れ

2016年6月6日

「サッカーを通じた国際協力活動を続けていきたい」と語る北澤さん

「JICA地球ひろば(東京都新宿区)」は、市民による国際協力を推進するための拠点として、2006年4月に設立された。5月28日、10周年を記念する感謝祭を開催。JICAオフィシャルサポーター/なんとかしなきゃ!プロジェクトメンバーで、元サッカー日本代表の北澤豪さんをはじめ、なんとかしなきゃ!プロジェクトメンバーの押切もえさん、さかなクンがスペシャルゲストとして登場し、それぞれの活動について報告した。

JICAの事業だけではなく、国際協力や交流を行うNGOなどのブースも設置し、1,150人を超える来場者に関心のある内容について知ってもらう機会となった。

NGOや市民団体の情報発信・交流に貢献

仁田智樹元JICAブータン事務所長とブータン訪問時のエピソードを話す押切さん

さかなクントークショーには多くの子どもたちの姿も

JICA地球ひろばは、多くの市民が訪れ、開発途上国の人々への共感や連帯感を育んだり、国際協力にかかわるNGOや市民団体の情報発信・交流・研修の拠点として利用されたりする場になることを目指して設立。今年5月までに、総来館者数は140万人に達している。

感謝祭は、10年間の感謝を伝え、さらに広く国際協力について知ってもらうために開催したもの。スペシャルゲストの活動報告のほか、青年海外協力隊設立50周年を記念して制作された映画『クロスロード』の特別上映と、すずきじゅんいち監督のスペシャルトークや、南米、アフリカなどの伝統音楽の演奏なども行われた。

さらに、国際協力・交流活動を行うNGOや市民団体のブースも出展し、活動内容の紹介や、フェアトレード商品の販売なども実施。来場者に幅広い情報を提供した。

来場者からは、「自分に何ができるかを考え、勉強していつか協力隊に参加したい」「多くの人が海外でがんばっていることを知り、自分にも何かできることがあれば協力したい」などの感想が聞かれた。

あなたにもできる国際協力・交流を探しに

JICAは、地球ひろばを通じて市民の国際協力活動を応援し、ボランティアの心で国際協力に参加する人が増え、地域社会での体験に根差した国際協力がより確実に開発途上国の人に届くことを推進したいと考えている。

地球ひろばには、3つのゾーンがあり、それぞれが特徴的な機能を果たしている。

【体験ゾーン:展示・相談コーナー】
国やテーマ別の展示を企画・開催。
開発途上国を中心とした世界の課題を、体験型展示を通じて学ぶことができる。
地球案内人は青年海外協力隊などとして国際協力の現場での経験を持つスタッフ「地球案内人」が、実体験に基き、展示の説明や体験談を伝え、学びをサポート。

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「基本展示」「企画展示」「国別展示」などを開催している

【交流ゾーン:貸出スペース】
登録済みの国際協力・交流団体に有料・無料で貸し出し。
報告会やセミナーなどの活動や交流に活用できる。

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少人数向けの会議室や、100人を収容する会場、展示場などがある

【J’s Cafe:カフェスペース】
ランチタイムには開発途上国のエスニック料理を提供。
隔月で実施している国別展示に合わせ、対象となっている国の在京大使館の協力のもと、各国の料理も期間限定で提供している。

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開催中のイベントと連動したメニューを用意

地球ひろばではまた、
1) 社会見学や修学旅行など、グループでの国際理解教育プログラムに対応した受け入れプログラム
2) 中学生・高校生のエッセイコンテスト
3) 教員を対象とした海外研修
なども開催し、市民参加による国際協力・国際交流を多角的に応援している。

さらに、国際理解・開発教育に役立ててもらうための教材の貸し出しなども行っている。

世界と日本のつながりを知り、世界のために私たちができることを、市民のみなさんと一緒に考え、実践するための場所「地球ひろば」。あなたにもできる協力のヒントが見つかるかもしれない。ぜひ一度、地球ひろばを訪れてみては。

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