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青年海外協力隊50周年イメージソング「ひとり ひとつ」アンダーグラフ真戸原直人さんがアフリカの子どもたちと演奏――歌唱印税でリコーダー寄贈

2017年5月26日

【画像】「ひとり ひとつ」は、2015年10月に発売された青年海外協力隊50周年イメージソングです。歌唱には、協力隊を応援する16組のミュージシャンや著名人(注)が参加。その歌唱印税の総額105,952円を、途上国における協力隊の音楽やスポーツなどの教育分野の活動に役立てるために寄付いただきました。

JICAは、その活用アイディアを派遣中の隊員たちから募集。寄せられた中から、「授業にリコーダーを導入したい」という、西アフリカのベナンで小学校教育の活動をする山本真帆隊員のアイディアを採用しました。

2017年3月、購入した76本のリコーダーが無事に子どもたちのもとへと届けられ、5月7日から14日にかけて作詞作曲者であるアンダーグラフ真戸原直人さんがベナンを訪問。「ひとり ひとつ」を現地の子どもたちと演奏しました。

【画像】

真戸原さんと山本隊員を囲んで

初めての「リコーダー」で奏でられたメロディー

自己紹介する真戸原さんも緊張気味?

5月11日、国際空港や政府官公庁など、多くの首都機能が集中する都市コトヌーから車で1時間ほど走った場所にあるジェガンベビ小学校。教室に入った真戸原さんを、山本隊員と子どもたちが「ALIGATO」と書かれた手作り横断幕を手に、少し緊張しながらも温かく迎えました。

ベナンでは、音楽の幅は決して広くなく、「歌」やアフリカの太鼓「タムタム」が生活の中で親しまれているものの、さまざまな楽器の演奏などを楽しめる機会は多くありません。

「子どもの頃に大好きだったリコーダーで、音楽の世界の広さを子どもたちに知ってもらいたかった」と言う山本隊員。

担当クラスは小学4年生の1クラス約60人。2ヶ月前、まさに「未知の楽器」と出合い、上下を逆に持ったり、手のひらでギュッと握りしめて力まかせに息を吹き込んだりと、指で穴をふさぐことすらできなかった子どもたちに、山本隊員は、「指の体操」やリズムの練習法などを考え、授業に取り入れて指導にあたりました。

【画像】

左/指導する真戸原さんと山本隊員、中央/指の体操、右/真剣に演奏する子どもたち。穴も押さえられるようになりました!

演奏を前に、リコーダーを持っていても、吹いていない子がいたのが気になった真戸原さんは、「間違ってもいいから、音を鳴らし続けてほしい」と力強くアドバイス。その熱意が伝わったのか、子どもたちはギターの演奏が始まると、真剣な表情で真戸原さんを見つめながら、一生懸命にリコーダーを吹きました。奏でられた3つの音のメロディー「ソ(ひ)・ラ(と)・シ(り)」「ラ(ひ)・ソ(と)・シ(つ)」が、教室いっぱいに響き渡った瞬間でした。

全員に感動を呼んだ「ひとり ひとつ」、協力隊にエールも

山本隊員に駆け寄る子どもたち

「ギターと一緒に演奏できて、頑張って練習してよかった」、「楽しい!もっと演奏したい!」と、初めての音楽体験に子どもたちも大喜び。

山本隊員もほっと一安心しながらも、「ふざけ半分にリコーダーを吹いていただけだった子どもたちが、一人一人、頭の中でイメージしたメロディーを追いかけて吹けるようになった。心の底から感動した」と語りました。

校庭で熱唱する真戸原さん

真戸原さんは、「自分の作ったメロディーがアフリカの地で奏でられた感動は、言葉に言い表せないものだった」とその興奮を語り、さらに「配属先で自らのできる精一杯の活動を見て、改めて、その力強さとたくましさを感じた。頑張りましょう!俺も頑張るから!」と山本隊員をはじめ、世界中で活動する協力隊員にエールを送りました。

子どもたちとの演奏後には、真戸原さんが校庭で「ひとり ひとつ」を全校生徒500人に囲まれて熱唱。リコーダーを使った音楽の授業は、これからも継続されます。

(注)アンダーグラフ、遠藤久美子、乙武洋匡、カズン、川嶋あい、北澤豪、倉木麻衣、庄野真代、染谷西郷、高橋尚子、武田鉄矢、宮沢和史、わたなべだいすけ、Alexandra Bounxouei、chihiRo、D-51(いずれも敬称略)

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