日本にも勇気と力、今後の活躍に期待:帰国したJICAボランティアへの外務大臣感謝状授与式

2017年10月26日

10月5日、JICA市ヶ谷ビル(東京都新宿区)の国際会議場で外務大臣感謝状授与式(外務省主催)が開催され、2年間の活動を終えて帰国したJICAボランティア(注1)58人が参列しました。

授与式には来賓として、JICAボランティア事業を応援する国会議員や、民間連携ボランティア制度(注2)を活用した帰国隊員の所属先代表者も参加されました。

JICAボランティアの生き生きした姿に感動

堀井巌外務大臣政務官

堀井巌外務大臣政務官は帰国したJICAボランティアを「顔の見える開発協力として、友好協力関係を草の根で支えている」と評価し、実際に現地で会ったJICAボランティアとの思い出を披露。「誇らしげな顔、そして草の根外交官として生き生きと活動している姿に感動した」と振り返り、帰国後の活躍を期待するお言葉をいただきました。

「夢かなえる自信」「できる喜び」を伝えた2年間

お礼の言葉を述べる髙濱さん

参列したJICAボランティアを代表して、ボリビアで青年海外協力隊として活動した髙濱牧子さん(小学校教育・東京都出身)がご挨拶。「算数を通して『努力すれば自分の夢をかなえることができる自信』と『できなかったことができるようになる喜び』が子どもに伝わる活動を行った」と報告しました。

日本国民に希望を与えるボランティアを評価

授与式に続いて行われた懇談会では、大島九州男議員、宇都隆史議員、岩井茂樹議員、江島潔議員がご挨拶。大島九州男議員は「JICAボランティアの活動が日本国民への勇気と力につながっている」とねぎらい、宇都隆史議員は「外交の原点を思い出させてくれる」と現地に溶け込んで草の根レベルで活動するボランティアを評価しました。岩井茂樹議員は「個々の活動は日本にとって重要であり、その経験は我々の宝である」と評価、江島潔議員からは「日本国民の誇りであり、希望である」とお言葉をいただきました。

また、北岡伸一JICA理事長は「帰国して感じる日本の良さ、そして違和感を大事にしてほしい。貴重な経験を日本のために、世界のために生かしてほしい」と帰国ボランティアを激励しました。

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懇談会の様子

JICAボランティアの経験を胸に社会生活の改善と発展に寄与してほしい  

挨拶を述べる森吉氏

民間連携ボランティア制度で青年海外協力隊としてエジプトへ派遣された植條充裕さん(青少年活動隊員、大阪府出身)の所属先 、パナソニック株式会社 コーポレート戦略本部 人材戦略部リソースマネジメント課 主事 森吉亮輔氏がご挨拶。「社会生活の改善と発展に寄与すべく、JICAボランティアの活動を通して得た経験を胸に、今後も頑張ってほしい」と期待を述べました。

現地にあるもので活動を工夫 

活動報告を行う谷田さん

青年海外協力隊としてフィリピンで活動した谷田菜摘さん(野菜栽培・京都府出身)が活動を報告。「言葉が通じないなど苦労もあったが配属先の同僚や他の隊員があたたかく見守ってくれ、困難を乗り越えられた」と着任当初を振り返り、「野菜を食べることの重要性を発信、同僚と協力してスナック菓子の袋を利用した農業資材を作り、現地の人と普及した」と成果を紹介しました。

思いを伝え、背中で見せた2年間

活動報告を行う牧田さん

続いて、モンゴルへ体育隊員として派遣された牧田直己さん(群馬県出身)が報告。体育授業があまり身近ではない現地の教師を対象に、日本の体育授業や指導方法を紹介、「自分の考えを伝えることに難しさを感じたが、体育がモンゴルに与える素晴らしい可能性を伝え続け、自らやって見せるよう工夫した」と振り返りました。

(注1) これまでに青年海外協力隊は88ヵ国に延べ43,009人、シニア海外ボランティアは75ヵ国に延べ6,193人、日系社会青年ボランティアが9ヵ国に延べ1,388人、日系社会シニア・ボランティアが10ヵ国に延べ512人派遣され、現在もこのうち2,441人のJICAボランティアが活動している。(2017年8月31日現在)

【来賓国会議員】大島九州男参議院議員、宇都隆史参議院議員(JICA議連)、岩井茂樹参議院議員、江島潔参議院議員