Kiroroの2人がキルギス再訪:国交25周年の節目に絆を確認

2017年12月20日

チュイ州ケゲッテイ村にある小学・中学・高校一貫のイサエフ学校で、子どもたちと一緒に歌うKiroroの玉城千春さん(中央)とピアノの伴奏をする金城綾乃さん(左)
(写真:Maksim SHUBOVICH)

日本と中央アジア・キルギスとの国交樹立25周年を記念し、「Best Friend(ベストフレンド)」などのヒット曲で知られ、キルギスでも人気の日本の音楽グループKiroro(キロロ)の2人が11月、キルギスを訪問しました。JICAがキルギスでのビジネス人材の育成に向け設立したキルギス・日本人材開発センター主催の音楽祭に参加したほか、JICAによる一村一品の取り組みや青年海外協力隊の活動などを視察しました。

Kiroroの玉城千春さんと金城綾乃さんは、訪問を通じ、JICA事業や音楽で深まった両国の絆を確認し、その絆をさらに確かなものにしました。

音楽祭で600人の観客や参加者と合唱

Kiroroの2人にとって、キルギス訪問は今回が2回目。1回目は2004年、JICAの「世界の笑顔のために」プログラムの親善大使として、楽器や文房具などの寄贈品を届けるためにキルギスを訪れました。

2人は、13年前にも訪れたチュイ州ケゲッテイ村にあるイサエフ学校を訪問し、先生や生徒たちと再会しました。この学校では、青年海外協力隊員の垣花拓実さんが英会話の授業を受け持つほか、日本文化を紹介する講座を開催しています。Kiroroの歌は、学校でずっと歌い続けられ、子どもたちが日本のことを知るきっかけにもなっています。

書道クラブの受講生のみなさんとKiroroの2人(中央前列)
(写真:Maksim SHUBOVICH)

首都ビシュケクで開催されたキルギス・日本人材開発センター主催の「音楽祭」では、Kiroroの2人は子どもたちや観客の総勢600人と一緒に「Best Friend」を合唱しました。「自分たちの曲が歌い継がれていることも感動的でした」と語ります。
   
また、キルギス・日本人材開発センターで行われている書道クラブも見学し、書道経験のあるKiroroの金城さんは受講者の手を取って直接指導しました。

キルギスの発展を実感

ビシュケクの一村一品センターで、JICA専門家北島すみれさん(右)の説明を聞くKiroroの2人
(写真:Maksim SHUBOVICH)

Kiroroの2人は首都ビシュケクにある一村一品センターも訪れました。JICAは、キルギスで2007年から地域活性化を目指す「一村一品プロジェクト」を進めていて、地元産の素材を加工したジュースやはちみつ、羊毛フェルト製品の商品化に協力してします。生産者数は2,200人にまで増え、扱っている商品は711種類に上ります。羊毛フェルト製品は、2010年から株式会社良品計画との提携により、日本や世界の無印良品で販売されています。

2人は展示された商品について説明を受け「一村一品プロジェクトにより、地域の女性たちの収入が増え、女性の地位向上にもつながっていることを知りました」と言います。

訪問を通して、玉城さんと金城さんは「JICAボランティアの方々とキルギスの人たちがお互いを尊重し助け合うことで、13年前と比べて国が発展している様子を目の当たりにしました。キルギス日本センターの取り組みやJICAボランティアの活動を通じて、キルギスの人の日本への関心や理解が深まっていることを実感し、これから日本とキルギスがどのようにかかわっていくか楽しみです」と語りました。

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