草の根外交官として活躍した帰国ボランティアを激励:帰国したJICAボランティアへの外務大臣感謝状授与式

2018年10月5日

9月27日、JICA市ヶ谷ビル(東京都新宿区)の国際会議場で外務大臣感謝状授与式(外務省主催)が開催され、2年間の活動を終えて帰国したJICAボランティア(注1)76人が出席しました。授与式には来賓として、JICAボランティア事業を応援する国会議員や、現職参加(注2)の帰国ボランティアの所属先代表者も参加されました。

現地で奮闘するJICAボランティアの姿に感動

堀井巌外務大臣政務官

堀井巌外務大臣政務官は冒頭のあいさつで、「JICAボランティアは、顔の見える開発協力として日本のODAを最前線で支えるとともに、開発途上国から高く評価され、日本と開発途上国との友好協力関係の強化に大変重要な役割を果たしている」と、ボランティアたちの活動をたたえました。

現地の人と共に過ごし、悩み、そして共に歩みを進めてきた2年間

活動を振り返る松尾雄大さん

出席した帰国ボランティアを代表して、セネガルで小学校教育に取り組んだ松尾雄大さん(福岡県出身)が「“失敗を恐れず何事にも挑戦”をモットーに、常に現地の人に寄り添うことを第一に活動してきた」とセネガルでの活動を報告しました。

さまざまな分野での一層の活躍を期待

授与式に続いて行われた懇談会では、馳浩議員、富岡勉議員がそれぞれあいさつを述べました。馳浩議員は「あらゆる場面でこれまでの経験を発揮してほしい」と期待の言葉を寄せ、富岡勉議員は「色とりどりの民族衣装を着ている皆さんをみて世界中で親睦を深められたことを実感」とねぎらいました。

続いて、北岡伸一JICA理事長が「日本の外交のために、国益のために、大変な環境の中で尽力されたみなさんの貢献は計り知れない。その経験を日本に還元してほしい」と激励しました。

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懇談会の様子

現職参加ボランティアの所属先企業も今後の活躍に期待

挨拶を述べる昌山氏

現職参加で小学校教育分野の青年海外協力隊としてベナンに派遣された生田卓也さん(神奈川県)が所属する株式会社栄光の人事部長、昌山秀徳氏が「派遣国で経験したことを、まわりの人につないでいってほしい」と期待を述べました。

現地の人と共に過ごし、悩み、そして共に歩みを進めてきた2年間

活動報告を行う鈴木さん

青年海外協力隊としてガーナで活動した鈴木瞳さん(保健師・愛知県出身)が活動を報告。「現地なまりのガーナ英語や、働き方、考え方の違いに悩んだこともあったが、ガーナ人から多くを学び、優しさに支えられた2年間だった」と振り返り、「母子保健の質の向上を目指して、男性参加促進をテーマに、寸劇、調理実習、血圧測定、健康体操、妊婦体験ジャケットなど、参加型・体験型健康教育に取り組んだ」と成果を紹介しました。

異なる文化・習慣の中で学んだことを日本へ還元

活動報告を行う生田さん

続いて、現職参加でベナンに小学校教育の職種で派遣された生田さんが報告。実験などの体験授業があまり身近ではない現地の教師を対象に、理科の実験や図工の指導についての研修会を実施、「教育を通じて国際人として活躍できる人材を輩出し、日本の抱えるさまざまな問題を少しでも解決していきたい」と今後の抱負を語りました。

(注1)これまでに青年海外協力隊は91ヵ国に延べ44,230人、シニア海外ボランティアは75ヵ国に延べ6,410人、日系社会青年ボランティアが9ヵ国に延べ1,455人、日系社会シニア・ボランティアが10ヵ国に延べ531人派遣されています(2018年9月28日現在)。

(注2)

【来賓国会議員】
三原朝彦衆議院議員(JICA議連幹事長)、馳浩衆議院議員(JICA議連)、北村誠吾衆議院議員、冨岡勉衆議院議員、武井俊輔衆議院議員、山田俊男参議院議員、大島九州男参議院議員、大野元裕参議院議員(JICA議連)、井上一徳衆議院議員、新妻秀規参議院議員(JICA議連)