グローバルフェスタJAPAN2018閉幕~小さなことから変わる明日へ~

2018年10月5日

国内最大級の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN2018」(主催=同実行委員会、共催=外務省・JICA・国際協力NGOセンター)が9月29日、東京都江東区のお台場センタープロムナードで開催されました。NGO、国際機関、各国大使館、企業など約260の団体が出展。台風24号の影響で残念ながら29日土曜日のみの1日開催となりましたが、大勢の方が来場し盛り上がりました。

今年のテーマは「Action for all~小さなことから変わる明日へ~」。国際協力や世界について知ってもらうための企画や展示で来場者にアピール、各国の料理も味わうことのできる貴重な機会となりました。

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ODAマン(中央)やフラガールと一緒に開幕宣言をするJICA鈴木規子理事(左から2番目)ら

好きな食べ物や商品の購入を通じてできる気軽な国際協力!

メインステージで行われた「なんとかしなきゃ!プロジェクト」のトークイベント「若者の関心×国際協力?!」には、モデルや俳優として活動している柴田紗希さん、ゆうたろうさん、古関れんさんの3人が登場。「なんとかしなきゃ!プロジェクト」での企画を通じて取材してきた、食やファッション、コスメなど、美味しくて、オシャレでカワイイ商品と国際協力の関係について報告しました。3人と親交があることからMCを引き受けてくれたアンタッチャブル柴田英嗣さんとの掛け合いで、終始笑いの絶えないステージでした。

SNSなどを通じて強い発信力を持ち、若年層のファッションアイコンとなっている3人。「日常生活のなかで気軽にできる国際協力を、これからも多くの人に伝えていきたい」と話し、会場につめかけたファンに「力を合わせて広めていきましょう」と呼びかけました。

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写真左:左から、古関れんさん、ゆうたろうさん、柴田紗希さん
写真右:雨天にもかかかわらず、大勢の人が3人のトークに耳を傾けました

3人のレポートは、「なんとかしなきゃ!プロジェクト」のウェブサイトで詳しく紹介されています。ぜひご覧下さい。

アフリカ開発会議に向けて、リアルなアフリカを知る

スペシャルステージでは、「あなたが想像するアフリカはホンモノ?」と題して、「来場者がイメージするアフリカ」と「リアルなアフリカ」のギャップを知るプログラムを開催。「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ」(ABEイニシアティブ)で留学中のアフリカの若者3人が質問に答えました。

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質問に答える留学生たち

医療、食、お金の3点について各国の状況を聞かれた留学生は、「ルワンダの病院では緊急の血液の輸送にドローンが駆使されている」「セネガルの主食はコメで、日本よりも消費量が多い」「南アフリカでは銀行口座がなくても携帯電話があれば送金ができるシステムが整備されている」ことなどを紹介。日本人がアフリカに対して持つ典型的なイメージとは異なり、目の前で語られる「リアル」なアフリカの今に、来場者のみなさんは強い興味を抱いていました。

活動報告テント内で情報交換する留学生と来場者ら

活動報告テントでは「カラフルなアフリカに会いに行こう!」も開催。アフリカからの留学生に直接アフリカについて教えてもらいながら、JICAがアフリカで実施しているプロジェクトが、持続可能な開発目標(SDGs)17のゴールのうち、どれを目指しているのかを考えました。

栄養改善のアイデアを考え、音楽で世界の多様性やSDGsを実感

活動報告テントで行われた「日本初!?のニュートリソン~栄養豊富なあなたのアイデア、海を渡る~」では、世界の栄養問題を取り上げました。

会場は満席になる参加者で埋まる関心の高さ

ニュートリソンとは、ニュートリション(栄養)とアイデアソン(アイデア×マラソンの造語)を掛け合わせた言葉です。マダガスカルのある一家について、安全な水・バラエティに富んだ食材へのアクセスにかかる負担や、経済的制約、健康状態などの現状を例として取り上げ、母親と子どもが抱える栄養不足による問題について説明。その後、参加者の関心に応じて、農業生産、子どものケアと離乳食、水と衛生環境の3グループに分かれて栄養改善につながるアイデアを話し合いました。

音楽を通して世界の多様性やSDGsの価値を発信するSDGs吹奏楽団のメンバー

また、「SDGs吹奏楽団」がグローバルフェスタに初登場しました。さかはし矢波(やなみ)さん(東京フィルハーモニー交響楽団所属)の指揮のもと、世界各国の音楽を取り入れた曲や沖縄民謡をアレンジした曲などを演奏し、音楽を通じて世界の多様性やSDGsの価値を届けました。

JICA海外協力隊の活動を紹介

そのほか、JICAが開発途上国で行っている支援についてわかりやすく伝える体験展示や、国際協力分野で働きたい人の質問に現役職員やボランティアOVが答える相談ブースが設置され、多くの人が訪れました。

雨に見舞われる中での開催となりましたが、来場した誰もが国際協力について気づいたり考えたりする1日となりました。