マラウイ派遣中の田中隊員よりお便りが届きました

青年海外協力隊 平成24年度3次隊 プログラムオフィサー
田中晴子

登録台帳とカードを照会しながら、配給開始前に受益者の確認をおこないます。

ある村のリーダーの女性。
私が頭に着けているかぶりものと、巻いているチテンジ(布)の柄の“盾”は、ンゴニ族の象徴。

配給現場で働くスタッフとドライバーと共に。雨の日も晴れの日も、この車でオフロードの先にある村々を回ります。

配給後、道で受益者の女性に“ありがとう”、と声をかけられました。心温まる瞬間です。

配給管理委員会への女性の積極的な参加促進は重要な鍵。元気で責任感と笑顔溢れるリーダーの女性達と。

青年海外協力隊 平成24年度3次隊 プログラムオフィサーとして、南部アフリカにあるマラウイに派遣されている田中晴子です。

2013年1月に日本を出発してから、あっという間に約9ヶ月が経ちました。
派遣国のマラウイは、1日1ドル以下で暮らす人々の割合が40%にもなる最貧国と呼ばれる国です。実際にマラウイの村では、裸足で駆け回っている子ども達、1日1食しか食べることが出来ない家族など、日常生活において貧困による影響を受けている状況を目にします。けれども、そんな現状において、「The warm heart of Africa」と称される通り、温かな心を持った人が多い国だなと日々マラウイ人と触れ合う中で感じています。

配属先である、国連世界食糧計画(WFP)マラウイ事務所では、マラウイの食糧安全を確保する為に、主に、

(1)小学校への学校給食支援 
(2)病院・ヘルスセンター(日本の診療所)を通じた栄養失調児や栄養失調状態にある妊産婦への食糧支援 
(3)マラウイにある難民キャンプへの食糧配給 

といったプログラムを実施しています。私は、現場スタッフと本部事務所をつなぐ役割として、本部事務所で現場からのレポートを取り纏めたり、現場スタッフと一緒に食糧配給が適切におこなわれているかモニタリングを行ったりしています。

先日は、茨城県教師海外研修プログラムの先生方がマラウイにお越しになり、ヘルスセンターでの食糧配給を視察して頂きました。マラウイでは、親の知識不足により子どもに十分な内容の食事が与えられず、栄養不良で子どもが亡くなってしまうという現状があります。

日本にいると、食べ物の大切さをなかなか実感する機会がありませんでしたが、マラウイへ来て、日本の食の豊かさを実感しています。(同国隊員の任地では玉ねぎとトマトしか野菜が買えない村もあります!)

飽食の時代と言われる今、日本の食糧廃棄率は世界一とも言われています。この記事をお読み頂いた少しでも多くの方に、普段の食生活を振り返ってみて頂ければ幸いです。

残りの任期も、マラウイ人との関わりを大切にしながら、健康に気をつけて活動していこうと思います。