日本語教師としてブラジル、ウルグアイへ

【画像】藤井美治子

元シニア海外ボランティア 日本語教育アドバイザー
藤井美治子

大学卒業後に専業主婦となり、育児終了を機に日本語教育に目覚め日本語教育ボランティアグループを設立、その後、JICAボランティアとして2度南米へ渡り、現在日本語教育アドバイザーとして茨城県内で活躍中の藤井さん。ボランティアのやりがいや醍醐味を聞きました。

専業主婦からの転身

子どもたちが巣立ち新たな一歩を探していた藤井さんは、大学時代に学んでいた語学を生かし、近所に在住する外国人に日本語を教え始めました。普段何気なく使っている日本語でしたが、外国人の目を通して見る日本語は新鮮で彼女自身も日本語に夢中になっていきました。日本語教師の資格を取得し、専業主婦の友人と共に日本語教室をボランティアで始めました。

シニア海外ボランティアへの道

次第に日本語教室に通う生徒の中に外国人の労働者が混じるようになりました。それまで開発途上国は遠く未知な世界でありましたが、明るく素直な彼らに惹かれ開発途上国への関心が高まっていきました。そして、自身も外国に渡り日本語を教えてみたいという気持ちが芽生えました。そんな時、JICAの募集広告を見てシニア海外ボランティアの存在を知ったのです。開発途上国で活動することに対して親しみは持てたものの、様々な不安が心をよぎりました。しかし、シニア海外ボランティアは家族を随伴して渡航することが可能で、現地で生活を送るための支援体制や安全対策も整っていることを知り応募を決意しました。

ボランティアとして残したもの

参加を決意されてから現在に至るまで2回に亘り南米で日本語教育支援活動を行いました。1回目はブラジルの日系社会における日本語教師育成の要請に応じ、2回目はウルグアイの国立大学で学生に直接教鞭をとりました。2度ともその国々で日本語を学びやすいような内容の教科書を作成し、現在でも教科書は各学校での標準教材として使用されています。

ボランティアの醍醐味

若い頃は人前に出るのがとても苦手だった藤井さんでしたが、日本語が上達し喜ぶ生徒の姿を見るたびに、彼女自身も自信がつき積極的になっていきました。「 生徒たちがどんどん成長し、帰国の間際には満面の笑顔で一緒に喜び合える。それがJICAボランティアの醍醐味」と藤井さんは語ります。

【画像】「日本語教師としてブラジル、ウルグアイへの写真」【画像】「日本語教師としてブラジル、ウルグアイへの写真」