モンゴルでの特別支援学級の支援

【画像】茨城県の教員を定年退職し、シニア海外ボランティアに参加された佐藤ボランティアからお便りがと届きました。現在はモンゴルのウランバートルの特別支援学校で活動中です。

21年度4次隊(養護)佐藤 節子SV
茨城県の教員を定年退職し、シニア海外ボランティアに参加された佐藤ボランティアからお便りがと届きました。現在はモンゴルのウランバートルの特別支援学校で活動中です。

モンゴルでの現実と任務

私は,昨年3月23日からモンゴルウランバートルでの生活が始まりました。
 配属先の第55番学校は特別支援学校です。小学生から高校生まで600名弱。6才から20才まで(健常児130名弱を含む)の在籍。午前午後の二部制授業。4学期制。職業訓練を備えた高等部ですが,テストがあり,障害の重い児童は入学できず中学卒業後家庭で暮らしているようです。急激な人口増加に苦慮しているという市内の現状からして就労は困難を極めると思います。しかし,自立する力を活用し社会参加を果たせるような支援体制づくりが急務であると強く感じています。

 

一人一人の人権尊重

一人一人の人権尊重のための校内での取り組みがスタートしました。今後先生方と共に考え推進していきます。
 3学期終了後(3月末から4月初旬)の休み中に校内研修会を行いました。先ず,発達障害児の特性や指導のあり方を紹介しました。次に,障害児を受け止め授業の工夫を行うための手立て等に関し研修しました。今回は日本の特別支援学級の授業の工夫を紹介し,第55番学校での実践例を紹介し、先生方の障害児理解啓発を目指しました。

寒いモンゴルであさがおを利用した授業

日本から持参したあさがおの種は一人一鉢の栽培活動に効果を発揮しています。冬なのに暖房で暖かな教室で簡単に育てることができます。一人の児童の花が咲くと自分の花であるかのように皆で喜びを共有しています。現在,種をうまく収穫できるかどうか児童共々期待しています。他の教室の児童や担任からあさがおが 欲しいとせがまれています。ADHDのような困難を持っている男児ですが,一番先にあさがおの花が咲き,担任の隣で集合写真を撮りました。明るい表情です。落ち着いた穏やかな時間の確保に貴重な教材となっています。
 子どもたちの笑顔に支えられながら1年間があっという間に過ぎてしまいました。モンゴルの学校は5月下旬に学年末を迎えます。そして,6月から8月末まで3ヶ月間の夏休みになります。

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5や10の合成分解の指導に活用

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一人一鉢・・・ジュースの空き箱で朝顔栽培、花が咲き笑顔で記念撮影

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教室移動の工夫