茨城も元気にする国際協力

2017年5月24日

タンザニアの研究者が来日、日本のサツマイモのバリューチェーンを視察

東海村役場、山田村長を表敬

(株)サンクゼールでフィデアさんと交流
(写真左から3番目がフィデアさん)

「JAなめがた」で金田部長と焼きいもを賞味

川越で日本文化に触れた二人

株式会社照沼勝一商店(茨城県那珂郡東海村 代表取締役 照沼勝浩)がJICAより受託したタンザニアの「市場志向型農業を可能にするサツマイモの品種、栽培・貯蔵技術の普及・実証事業」の一環として本邦研修が実施され、来日したタンザニアのさとうきび研究所とホンボロ農業研究所の研究員2名が、研究者の立場からサツマイモを中心としてどのような産業育成ができるかを学ぶため、5月7日から17日までの間、茨城県の研究機関で研修を受けたり、県内や都内の食品メーカーなどを視察しました。

5月8日、研修開始に先立ち、一行は東海村の山田修村長を表敬訪問しました。研修目的や研修日程について説明を行い、タンザニアの農業事情について、日本よりもサツマイモ生産量が多いことや最近サツマイモの輸出が始まったことなどを紹介しました。
その後、茨城県農業総合センター農業研究所や国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)でサツマイモの評価や分析などについて研修を受け、12日には長野県飯綱町の株式会社サンクゼールを訪問。食品加工・流通について学ぶとともに、同社で働きながらタンザニアの孤児を支援し、日本とタンザニアの架け橋となっているタンザニア人のフィデアさんとの交流を深めました。
また、14日には、サツマイモによる産業振興を学ぶため、農業・加工・流通の「6次産業」に観光や教育など6つの要素を加えた「12次産業」を具体化した行方市の「なめがたファーマーズヴィレッジ」を視察。焼きいも生産ラインを見学したり、マイナス30度の冷凍庫なども体験しました。さらに、スーパーの店頭での焼きいも販売という新しいビジネスモデルを開発して、サツマイモの販売額を大幅に増やした「JAなめがた」を訪問し、金田富夫営農経済部長よりサツマイモをはじめとする農産物の商品開発、営業などの市場戦略について学びました。

今回、2名の研究者にとって、日本のサツマイモのバリューチェーンにおける精度、効率、規模に圧倒されながら、様々な技術を学ぶとともに日本の文化にも触れることができた実りの多い研修となりました。

JICA筑波では、引き続きODAを活用した中小企業海外展開支援事業を通じて中小企業の海外展開を支援するとともに、今回のような本邦研修を通じて、日本と途上国との国際交流も支援してまいります。

【お問い合わせ】
JICA筑波 研修業務・市民参加協力課 小峯賢治
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