2019年度 第1回国際理解教育実践セミナー(7月6日)開催報告

2019年7月22日

【第1回国際理解教育実践セミナーの開催】

伊沢先生、ありがとうございました

第1回国際理解教育実践セミナーを7月6日(土)にJICA筑波で開催しました。
テーマは「参加型で学ぶ『国際理解教育』—自分と他者と社会のつながりに気づき、つながりを築く—」。NIED・国際理解教育センター代表の伊沢令子先生によるファシリテーションのもと、参加型アクティビティを通して、国際理解教育/開発教育に関する理解を深めました。本研修には、学校関係者のほか、海外協力隊経験者、国際理解教育に関心のある一般の方など、22名にご参加いただき、意見交換や情報共有の場となりました。

【セミナーの主な内容】

アイスブレイクで思わず笑顔に

アクティビティ体験

・アイスブレイキング
自分で名札を作って呼ばれたい名前で自己紹介、4つのコーナー、仲間探し、外国語ナンバーライン、名刺で自己紹介の5つのアクティビティをとおして、自己理解と他者理解を深めながらアイスブレイクをしました。

・国際理解教育についてのレクチャー
国際理解教育の目的や育みたい力、参加型アクティビティとの関係について学びました。

・他国を知るためのワークショップ「ワールド・クイズ」
途上国と日本とのつながりをクイズ形式で楽しく学びました。

・わたしと世界のつながりに気づく「鎖国ゲーム」
世界とのつながりがない日本を想像し、派生的に意見を考え、模造紙に書き出しました。

・世界共通のゴールSDGs
SDGsの17ゴールの世界と日本の現状について統計的な数字を使って客観的に理解したうえで、自分を起点に、日本と世界をどう変えたいかをマトリクスにまとめました。

・持続可能な未来を創る方法
持続可能な未来を実現するために私たちができること9つの方法を、ダイヤモンド・ランキングを用いて、優先順位を付けて整理しました。

・わたしができること
持続可能な未来のためにわたしができること・したいことを具体化して、今後のアクションを考えました。

【参加者の感想】

参加することで学べる参加型学習

・アイスブレイクからSDGsまで幅広く学べたことが良かったです。ぜひ、学校で実践していきたいです。
・発表の方法1つとっても、限りある時間の中でどう最大限に意見を交換し合うかの工夫にあふれていて、とっても勉強になりました。
・「私が変えたいことって何だろう?」と考えさせられました。きっと子供たちの中にも変えたいことがあると思います。それを引き出すことからはじめたいと思いました。また、それを校内で継続できるようにしたいと思いました。
・私の場合は、教員ではないので、どんなことが使えるだろうか?を考えながら本日参加させていただきましたが、会社でも活用させていただけそうな点が多くありました。
・国際理解教育の柱について知り、これからどう授業に落としていくのかたくさんヒントをもらえました。参加型にすると「他人事」ではなくより「自分」と「世界」をつなげられるのだなと感じました。
・国際理解教育についてだけでなく、ファシリテーションの様々な技法についても学べたことがよかったです。体験を通して学べたので実践につなげやすいと感じました。

【次回は8月24日(土)開催】

世界共通のゴール「SDGs」

第2回国際理解教育実践セミナーは、8月24日(土)の13時から当センターで開催いたします。ネパール海外研修に参加した教員による海外研修の報告と、教材作りのワークショップを実施予定です。
詳細は追って、当ホームページでご案内いたします。皆様も参加型ワークショップを体験してみませんか?