【施設訪問報告】山梨県立日川高校の皆さんがJICA筑波に来てくれました!

2021年3月16日

JICAの概要を説明するJICA筑波職員

2021年3月12日(金)、山梨県立日川高校の1年生22名がJICA筑波を訪問。スーパーサイエンススクールに指定された同校は、2021年度の課題研究に繋げるため、今回の訪問で開発途上国の課題やSDGs(国連持続可能な開発目標)について学びました。

開発途上国の課題解決を考えるーアフリカの村を発展させるには?

グループで意見した結果を発表する生徒の皆さん

訪問学習の前半は、開発途上国がどんな課題を抱えているのか、課題を解決するためにJICAがこれまでどんな取り組みを行ってきたのかを学びました。
続いて、自分がJICAの一員としてアフリカの村に支援を行うとしたら、どんなプロジェクトが必要か?というテーマで意見交換を行いました。
村の写真を見た生徒からは「安全な水が確保できない」という課題を指摘する声が多く挙がりました。また、それを解決する手段として、「井戸に浄水器を設置する」「ろ過の仕方を村民に教える」「住民と協力して水道を整備する」といった様々な意見が出されました。さらに、「日本企業が現地の人を雇って道路を舗装する」など、より幅広い視野で課題解決を提案するグループもありました。

世界各国の、そして日本のSDGsの達成状況は・・・?

SDGsのパネルを興味深く眺める生徒の皆さん

JICA筑波には、国のカードを差し込むと、その国のSDGs各ゴールの達成状況が色で表示される電光パネルがあります。休憩時間には、多くの生徒がパネルの前に集まり、各国の達成状況を調べていました。達成に至っていない、あるいは達成が危ぶまれることを示す黄色や赤が表示されるゴールが日本にもあることに驚いたり、「ブラジルではゴール7(エネルギーをクリーンに)が緑色に表示されるのはどうしてだろう?」と考えたりしながら楽しんでいる様子でした。

大盛り上がりの民族衣装コーナー

民族衣装を試着して楽しむ生徒の皆さん

訪問学習の最後には、各国の民族衣装や民族楽器が展示されているコーナーを見学しました。世界各国のカラフルな民族衣装を前に生徒たちは大盛り上がり。楽器を叩いてみたり、実際に試着して写真撮影を楽しんだりと、始めは緊張した面持ちだった皆さんの笑顔をたくさん見ることができました。

日川高校の皆さん、はるばる山梨からいらしてくださり、ありがとうございました!