研修員受入事業

地震・耐震工学コース研修員が石原国土交通大臣を表敬訪問

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石原大臣と記念撮影

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石原大臣と研修員との歓談風景(右端石原大臣、左端隅田理事)

2004年7月12日(月)、地震・耐震工学コースの研修員が石原伸晃国土交通大臣を表敬訪問しました。地震・耐震工学コースは約11ヶ月間つくば市の建築研究所で研修を行なっており、その最後に表敬訪問を毎年実施しています。当日は石原大臣、研修員を始め国土交通省関係者や建築研究所、JICAの関係者が出席しました。その席上で石原大臣から、「これまで日本政府は研修事業をとおして途上国の人材育成を行ってきた。研修員全員が帰国後にその成果を活かして、自国の発展に寄与してほしい。」とのご挨拶をいただきました。研修員を代表してインドのManoranjan Mohantyさんが「こうした研修の機会を与えていただいた日本政府及び国土交通省に対して感謝している。日本で学んだことを持ち帰って、自国の発展のために役立てたい。」と日本語で挨拶しました。その後、大臣から「日本の印象はどうですか」、「日本に来てから地震を経験しましたか」といった質問があり、終始なごやかな雰囲気で歓談されました。

また、歓談後、JICA隅田理事より石原大臣へJICAの研修員受入事業では、年間約8000人を受入れていることや、途上国の中堅クラスを主に対象としていることなど概略が紹介されました。7月16日に地震・耐震工学コースは閉講式を迎え、研修員21名全員が全日程を無事修了し帰国の途に着きました。各研修員の帰国後の活躍が期待されます。

公平な教育機会の拡充・質の向上のために〜アフガニスタンの教育事情についての講演会〜

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講演する斎藤氏

4月28日(水)、JICA筑波は、筑波大学教育開発国際協力研究センター(CRICED)と共催でアフガニスタンの教育に関する講演会を筑波大学構内で開催いたしました。講演をおこなったのはアフガニスタンから一時帰国中の斎藤之弥さん(JICAアフガニスタン事務所企画調査員)。斎藤氏は、2002年5月から、アフガニスタンにおいて教育分野・NGO支援を中心に、援助調整に携わってきました。

現在、一時帰国中の斎藤氏より、アフガニスタンの現状と課題を提起。とりわけ、教育分野における課題と日本からの協力の可能性について、公平な教育機会の拡充・質の向上のためには、初・中等教育の機会を拡大や教育格差解消への配慮といった「公教育の強化」、識字率の向上やコミュニティー・ベースの教育活動寺子屋運動、NGOとの連携といった「ノンフォーマル教育の拡充」、さらには「教育省をはじめとする関係機関の能力開発(キャパシティービルディング)」が重要であると訴えました。

会場には、アフガニスタンで国際協力を行う地元のNGO(希望の学校)やアフガニスタン留学生、マスコミ等様々な方が訪れるなど、アフガニスタンに対する関心の高さが示されました。また、講演会の様子はその日のNHKのニュースで放映されました。

日本語文化クラス「ひな祭り」の報告

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私が作ったひな人形、可愛いでしょ。

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日本文化に触れた研修員

3月3日に当センターで『ひなまつり』が行われました。

研修員約80名、JICA筑波の日本語スタッフほか約6名が参加し、千代紙や和紙を使ったひな人形作りや、1階ロビーに飾られた7段のひな人形との写真撮影、桜餅や雛あられ、甘酒の試食もしました。

ひな人形作りでは、慣れない細かい作業だったため思いのほか時間がかかりましたが、民族衣装(サリーやズボン)をまとった“個性的な”お雛様もたくさん登場しました。

ひな祭りという女の子のためのお祝いの日は、研修員にとって新鮮な発見だったようで、それぞれに日本の伝統的文化を楽しんでいました。

ベトナム科学技術アカデミー代表団の来日報告

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Dr.Sonと狩野所長

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歓迎懇談会にて

3月4日に、ベトナム科学技術アカデミー(VAST)(旧名称:ベトナム国立自然科学技術センター(NCST))よりProf. Dr. Nguyen Khoa Son (Vice President of VAST)を代表とする3人が来日し「環境水質管理」をテーマに視察型研修を行いました。

3月5日は筑波学園都市の国立環境研究所、産業技術総合研究所への視察を行いました。

JICAとVASTとは、2003年から水環境技術能力向上プロジェクトを実施しており、現在、専門家派遣、環境分析機器の機材供与、技術研修員の受け入れを行っています。今回は同時に2名の技術研修員が来日し、千葉県環境研究センターと環境省環境調査研修所において4月27日までの日程で分析技術に関する研修を行っています。

今回の研修では、ベトナムにおける環境行政や環境関連研究活動の運営能力向上を目指すため、日本の環境行政や研究活動の現場を中心に視察されました。

Dr.Sonは、日本の廃棄物処理技術力の高さや地方自治体による環境保全活動の成果について大きな関心をもった様子でした。また、JICAの支援に関する謝辞が述べられ、今後の一層の連携強化に期待を寄せていました。

今後もVASTからの技術研修員受入が予定されており、水環境保護に係る技術と環境行政管理の向上により、東南アジア地域における水環境改善のモデル事業となることが期待されます。

ネパール国長期研修員、果樹園芸学修士課程を修了

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Mr.Simkhadaによる研究成果の発表

この度、筑波大学大学院にて果樹園芸学を学んでいたネパール国のJICA長期研修員Mr. Eak Prasad Simkhadaが修士課程を修了し、3月19日に当センターにて研究成果発表会を行いました。

長期研修員制度は、平成11年度より開始されたJICA留学生制度の一つで、開発途上国の青年たちが将来のリーダーを目指し、高度な知識・技術を修得し、かつ大学院の学位も取得できるものです。

Mr. Simkhadaは、長期研修員制度が開始して初めて当センターで受け入れた研修員です。彼は平成13年3月に来日し、筑波大学大学院農林学系生命環境科学研究科にて、落葉果樹(主に柿)の栽培技術について研究を行ってきました。

発表会においてMr.Simkhadaは、修士論文のテーマとなった柿の接ぎ木について研究成果を報告しました。ネパールでは、近年、渋くて熟成の遅い在来種の柿に替わり、日本の柿のように甘くて熟成が早く長持ちする柿の栽培に力を入れています。しかし、柿の接ぎ木方法に問題があるため苗木を大量生産できない状況にあります。彼の研究によって、接ぎ木の改良方法が示されました。

Mr.Simkhadaは、甘くて美味で高い値段で売れる柿をネパールの農民が栽培できるようにしたいと帰国後の夢を語りました。

発表会の最後に、当センター狩野所長より研修修了証書を授与しました。Mr.Simkhadaの今後の活躍が期待されます。

研修員が作成した年賀状の展示

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JICAプラザに展示された研修員の手作り年賀状

筑波国際センターの研修員は、夜間の時間を利用して日本語研修を行っています。昨年末、研修員45名が日本語一般講習の文化クラスにおいて、手作りの年賀状を作成しました。

同年賀状は、当センター JICAプラザ(管理棟フロント前)に展示されていますのでお越しの際は是非ご覧ください。

「グローバル地震観測」研修の実施について

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開講式を迎えた11名の研修員と関係者(10/22)

包括的核実験禁止条約(CTBT)を促進していくためのグローバル地震観測研修が開始され、現在10カ国11名の研修員が下記のとおり研修を行っています。

本研修は、地震観測の手法を応用し、核実験探知技術を習得するため、各国の地震学専門家を対象に平成7年より実施されており、地震国である我が国の知見を活用し、本研修を通じ、CTBTの発効に向けた核実験防止のための国際監視制度の整備に寄与することが期待されています。

なお、本研修の実施にあたり、気象庁、独立行政法人建築研究所国際地震工学センターの協力を得ています。

<研修データ>

  • 研修コース名:グローバル地震観測コースII
  • 研修期間:平成15年10月21日から12月18日まで
  • 研修機関:独立行政法人建築研究所
  • 研修員データ:インドネシア(2名)、中国、モンゴル、ベトナム、サモア、トンガ、キルギス、トルクメニスタン、ガボン、マリの計11名

JICA留学生セミナーの実施報告

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PCMワークショップでは日本人学生とともに参加型開発手法を体験。3グループに分かれて白熱した議論を展開。

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日本中央競馬会美浦トレーニングセンターで使用された寝藁を再利用したマッシュルーム栽培

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筑波山山頂にて、全員で記念撮影。

筑波国際センターでは、「地域振興」をテーマとして、農村地帯であった茨城県美浦村がどのように今日の姿に発展してきたのかを講義・見学を通じて理解すること、また参加型開発手法であるプロジェクトサイクルマネジメント(PCM)のワークショップを日本人学生とともに体験・理解することを目的に開催されました。

同セミナーでは、茨城大学帯刀治教授、元美浦村村長市川紀行さん、当センター所長の狩野良昭の3名による講義や日本テキサス・インスツルメンツ(株)美浦工場、茨城マッシュルーム生産組合、日本中央競馬会美浦トレーニング・センターといった美浦村の産業誘致に関する視察を行いました。

前述のPCMワークショップに加え、レクリエーションとして参加者全員による筑波山登山やガマ祭り、同時期に筑波国際センターを訪問した高校生とのスポーツレクリエーションにも参加しました。

朝から晩まで休む暇もなくスケジュールが組まれていたにも拘わらず、留学生は疲れたそぶりも見せずに真剣にそして楽しく取り組んでいました。

最終日の夜は皆でカラオケパーティーを開催。明日の別れを惜しむかのように歌い、踊りました。

わずか1週間という短い期間でしたが、特にPCMについては非常に参考になったという多くの声がありました。

参加者はこのセミナーで学んだことやみんなとの思い出を胸に8月5日朝、それぞれの大学へ帰っていきました。

ザンビア大使の筑波国際センター訪問報告

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南部アフリカ野菜栽培コースアクションプラン発表会に出席

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トマトの水耕栽培(当センター野菜栽培セクション温室)

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当センター農業機械実習棟で足踏みポンプに関心を示される

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動物衛生研究所にてザンビア研修員から研修内容の説明を受ける

ザンビア大使Mr. Godfrey Simasiku閣下夫妻が、6月26日に筑波国際センターを訪問されました。

JICAの研修事業の現場、特に農業分野の研修事業を大変熱心に視察され、センター施設についても、水理実験、農業機械の試作機、トマトの水耕栽培等興味深く視察されました。

これまで当センターでは、ザンビアから47名の研修員を1990年以降受け入れており、大使の知人も多く含まれていて、大使のお話ではMr. Misheck Chinda(1994年のカウンターパート研修として農村開発を研修)は農業大臣を歴任されたそうです。

当センターには現在、ザンビアから2名、研修中ですが、一人は南部アフリカ野菜栽培研修コースの研修員Mr.Richard Konkola、同大使視察当日の研修プログラムがカントリーレポートの発表であったため、同研修員の帰国後活動計画を説明する場に、同大使も参加されました。

大使から同研修員へ「日本での研修の成果を生かし、アフリカの農業開発に努力してほしい」との熱いメッセージが伝えられました。

また、動物衛生研究所において、研修中(獣医技術研究コース)のMr. Hamphrey Mwalweniも研修状況を同大使に報告しました。

ザンビアからはこれまで17名の研修員が同研究所で研修を受けています。

同研究所では寺門誠致理事はじめ研修関係者全員で応対していただきました。

獣医分野では、ザンビアと同研究所が研修や専門家派遣で深い関わりがあることが紹介されました。